東京三鷹インプラントセンター 医院HP

東京都武蔵野市西久保3-2-22 イノグリーンフォレスト1階

診療案内

静脈内鎮静法と麻酔を併用したストレスの少ない治療

電動麻酔注射器

電動麻酔注射器

インプラント以外の治療時でもそうですが、当院では、一般的な麻酔注射器ではなく、電動麻酔注射器を使用しております。一定の圧力で麻酔液を注入するため、痛みがほとんどない処置を行うことができます。

静脈内鎮静法

怖がり・痛がりな人には、静脈内鎮静法も行っています。静脈内鎮静法は軽くうたた寝をしているような状態から、完全に睡眠状態まで程度を調節して行います。これらの処置により、患者様は安らかな気持ちで、ストレスなく手術を受けていただけます。もちろんその日のうちに帰宅することが可能です。詳しくは担当医にご相談ください。

インプラント治療(2回法)の流れ

STEP1 カウンセリング

カウンセリング

最初に行われるのは、患者様とのカウンセリングです。インプラントは手術的治療ですから、事前のインフォームド・コンセントが大切です。

患者様一人ひとり審美的な好みが違います。さらに治療への疑問、あるいは要望そして不満、現在抱えている問題もそれぞれ多様に違いがあります。そのために当院では、じっくりと患者様の声に耳を傾け、患者様のニーズを詳しく把握するように努めています。その上で問題を解決する糸口を患者様と一緒になって考えています。手術に対するリスク回避のために、内科的、外科的既往症、持病、現在の健康状態、麻酔薬や抗生物質に対するアレルギー反応の有無なども詳しくお聞きします。

STEP2 精密診断

精密診断

次に、オルソパントモグラフを撮影します。これは顎全体を撮影できるもので、これを元に患者様の要望に応じた治療の概略を打ち合わせます。さらに細かくX線多層断層撮影、CTスキャンなどの機器を用いて検査を続けます。

あらかじめ顎の解剖学的構造を細部にわたって把握し、顎の骨にインプラントを埋め入れるための量と厚みがあるかを調べます。その上で、インプラントを埋め入れる位置、深度、角度までを綿密に検討し、さらに口腔内モデルを作成して、顎の骨の状態、厚み、歯肉の状態、歯を失った部分の噛み合わせの具合などを、詳細に調査します。この点が一番インプラント手術において重要なポイントだと考えます。

これらを踏まえて、当院では最新歯科用CTを導入しました。より少ないX線照射量で詳細な画像が得られ、CTが撮れるパノラマX線装置です。

STEP3 内科的診断

インプラント治療では、骨の成長が止まっている16歳以上の人なら、基本的には年齢や性別に関係なく適応がありますが、重度の全身疾患や慢性消耗性疾患のある人は慎重に対応しなければなりません。問診は当然ですが、それ以外にも血圧測定、心電図、血液検査などにより、病気の程度を判定することもあります。内科主治医のいる患者様に対しては、その医師に対診する場合もあります。

STEP4 インプラントの埋め入れ(1次手術)

インプラントの埋め入れ(1次手術)

通常、手術は2回に分けて行われます(2回法)。最初の手術は、顎に直接インプラントを埋め入れるというものです。精密診断によって決まった患者様の特徴に適したサイズや種類の純チタン製のインプラントを顎の骨に埋め入れます。2回目は、インプラントの頭を出す手術です。

1度目の手術でまず行われるのが、インプラントを埋め入れる顎の骨にホールを形成することです。インプラントのサイズに沿った直径と深さのホールを形成していきますが、その過程では非常に繊細なテクニックが要求されます。ドリルのブレがあっては大変なため、精緻な機械を用いてホールをつくります。また、骨は意外に繊細で、内部の温度が摂氏46度以上に加熱すると、骨の細胞が死んでしまい、インプラントがうまく結合しないことがあります。そのため、滅菌された生理食塩水を還流させながら形成します。以上の点に細心の注意を払いながら、ゆっくりと決めたれたホールを、顎の骨の血管などを避けて形成していきます。ホールができると、骨に摩擦熱によるやけどを生しないように、ゆっくりとインプラントを埋め入れます。

STEP5 2次手術までの通院とスケジュール

いつ人工歯を作って、それをインプラントに固定するか、詳細なスケジュールは患者様の状況やニーズによって様々ですが、下顎で3ヵ月程度、上顎で6ヵ月程度の養生期間をおくのが一般的です。この期間を経過すると、少なくともインプラント表面の60%以上が骨と結合しますので、噛み合わせの圧力に耐えることができるというわけです。

ちなみに、インプラント治療を受けたいけれど、新しい人工歯が入るまでの期間を待てないという方には、8週間程度で固定する場合もあります。手術をしたその日のうちに型をとって、2週間程度で人工歯を固定する場合もあります。もっと早く歯がほしいという患者様もいらっしゃいます。その方に対しては、インプラントとインプラントの間に仮歯用の細いインプラントを何本か埋め入れて、手術の日に仮歯を固定します。この仮歯用のインプラントは最終の人工歯が固定される時に除去するのが普通です。

手術後には、原則として手術翌日の消毒、1〜2週間後の抜糸、1ヵ月以後は毎月1回の経過観察のために通院していただきます。遠隔地域の方の場合は、この通院回数を少なくすることもできます。そしてレントゲン撮影などでインプラントと骨とが十分に接合されていると判断された時期に2次手術を行います。

STEP6 2次手術とインプラントの基本構造

2次手術

インプラントが骨と接合したと判断された後には、埋め入れたインプラントの頭を露出させる手術を行います。血管の新生・骨の再生が起こり続けているこの時期、インプラントの頭は歯肉の下に隠れていることが多いので、それを表面に出します。骨の手術ではありませんので、麻酔は局所麻酔だけで十分です。その後、インプラントに、ヒーリングアバットメントと呼ばれる接続具を1週間から2週間装着して、人工歯の周囲の歯肉の形を整えます。

インプラントの基本構造

なぜ、インプラントの頭を露出させる手術を行うのでしょうか。その説明をするにはまず、インプラントの基本的な構造をお知らせするのが適当でしょう。インプラントとは、専門的にはフィクスチャーと呼ばれる純チタン製の構造物ですが、このフィクスチャーの内部には穴が開けられていて、そこにアバットメントと呼ばれる人工歯の土台になるものをねじ込みます。フィクスチャーとアバットメントが連結すると、今度はその上に人工歯(上部構造)が固定されるという仕組みです。フィクスチャーの頭をむき出しにしたのは、次にアバットメント(土台)と結合するための準備です。その後、フィクスチャーとアバットメントを連結させます。

STEP7 人工歯(上部構造)の作製

人工歯(上部構造)の作製

インプラント上部構造の設計は、機能の面でも、審美性の面でも重要です。美しいとされる「ハリウッドスマイル」を現実のものとできるかどうかが、ここで決まります。作製の手順はまず型を取ることから始まります。これはフィクスチャーの型をとる場面もあれば、フィクスチャー(人工歯根)にアバットメント(土台)を連結した状態で型を取る場合もあり、ケースによって異なります。

型が取れると、インプラント上部構造の設計に入ります。もちろん、ここで重要になる要素の一つは、失った歯の機能の再建です。特に、インプラントは天然歯以上に、細かい噛み合わせを調整する必要があります。天然歯は歯と骨との間に歯根膜があり、これがクッションの役割を果たしてくれます。そのおかげで100ミクロン(0.1mm)程度の可動性があるのです。しかし、歯根膜がないフィクスチャーはほとんど動きません。天然歯以上の作業精度が求められる所以です。機能と同様に求められるのが審美性です。歯並びや色、形、リップラインといった審美的要素を追求します。当院では、人工歯(上部構造)に天然歯に限りなく近い色や透明感、輝きが再現できるジルコニア、セラミックやハイブリットセラミックを用いています。これにより、患者様が心から納得できる美しさを与えることができます。

STEP8 人工歯(上部構造)を固定する

人工歯(上部構造)を固定する

人工歯(上部構造)をアバットメントに固定するには、2通りの方法があります。通常の被せ物を固定する時のようにセメントを用いる場合とネジで固定する方法です。セメント固定はネジが外に出ることもなく、見た目が美しいことが特徴です。そして、セメントでアバットメント(土台)と人工歯 (上部構造)の間のミクロな空調が封鎖されているので、インプラント内部が清潔に保たれるという利点を持っています。

人工歯(上部構造)がフィクスチャーやアバットメントに固定されると、1ヵ月くらいかけて微調整をしていきます。この期間内に噛む機能がしっかりと再建されたのか、口の中に不快感がないか、審美性が十分に改善されたか、心理面で明るい変化が得られたかなど観察しながら、調節を繰り返していきます。こうしてインプラントが自分の体の一部になっていくのです。

1回法インプラント治療について

1回法インプラント治療について

1回法インプラント治療では、フィクスチャーとアバットメントが一体となったインプラントを埋め入れます。2〜4ヵ月養生期間をおいて、あとは型どりしてインプラント上部構造を取り付けて終わりなのです。そのため、2回法と違って2次オペ代や、アバットメントの費用がかからないため、約98,000円前後でご提供できるのです。
インプラントを埋め入れる位置や方向性が大変重要になってくる手法のため、ある程度骨量・骨幅がないとできない場合もあります。当院では、症例・患者様の状態・ご予算を考えた上で、より良いと思われる方法でインプラント治療を行っています。

インプラント治療例

CASE1 上の歯を1本失った場合の治療例

上の歯を1本失った場合の治療例

右上の犬歯をインプラント治療した患者様が脱離(被せ物が取れること)で来院されました。就職前にインプラント治療をして、今はIT関係の会社で働いています。

ちょうど1年が過ぎ、仮付けだったインプラントの被せ物がとれたので、メインテナンスと一緒に来院されました。一年たって異常がないので本付けさせてもらいました。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

CASE2 上の歯を全部失った場合の治療例

上の歯を全部失った場合の治療例

武蔵野市在住の患者様(40歳)がメインテナンスと脱離(被せ物が取れること)で来院されました。上顎8本と下顎両側4本の計12本のインプラントを入れた方です。

特に上顎は骨幅・骨量が足りなかったため、両側サイナスリフト(上顎洞底挙上術)、前歯部は鼻腔底挙上術を行いました。上顎はブリッジタイプ(固定式)を望まれたのですが(年齢が若いため)顎提[がくてい]の高さがないのと、反対咬合を正常に戻したため、少し長い歯になってしまっています。最初は発音、食事をするときなど違和感があったそうですが、今ではかなり慣れてきて何でも食べられるようです。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

CASE3 歯を全部失った場合の治療例

歯を全部失った場合の治療例

武蔵野市在住の患者様が来院されました。アバットメント(土台)と仮歯が入る日です。とうとう下の入れ歯とお別れです。上の画像でも分かるようにとても綺麗な仮歯が入ります。このようにすべての歯がない場合は6〜10本のインプラントを埋め入れて、上部構造を作っていきます。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

CASE4 サイナスインパクションを行った治療例

サイナスインパクションを行った治療例

1次手術の後、治療期間6ヵ月の間にほかの部位の治療を進めていくことになりました。

なぜこの症例の話をするかというと…
この方は軽度ですが糖尿病の方なので、左側にインプラントを埋め入れる際になるべく手術の規模を小さくすることが必要だったのです。通常ならば、サイナスリフトのウィンドウテクニックを使って埋め入れなければならない症例だったのですが、それでは手術後の腫れ、痛みも大きくなり、感染する可能性が増してしまいます。

そこで、上顎調底に微細振動を与えて、薄い上顎洞底の骨を骨折させて上に持ち上げるサイナスインパクションという方法を取りました。1番の利点は、手術の侵襲が少ないことと、骨補填材を使わないので感染のリスクが少ないという点です。当院では、感染症の人や糖尿病の患者様には良く使う手法です。今ではサイナスウィンドウテクニックとともに、上顎のインプラント治療には欠かせない手段となっています。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

東京三鷹インプラントセンターの治療サービス

手術の種類
骨造成治療
使用インプラントメーカー
アストラテック / AQB

東京三鷹インプラントセンターの基本情報

住所
180-0013
東京都武蔵野市西久保3-2-22 イノグリーンフォレスト1階

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