akiraさんの相談

カテゴリ:その他

修理後のインプラントのぐらつき

8年前に大臼歯をブリッジからインプラントに替えたものが、セラミック部分の欠損が生じたために、上部構造部分を作り替える修理をやってもらいました。取り付け用のねじ山が壊れていて取り外すことができず、上部部分を薄く削り取り、さらに周辺も削り、ジルコニューム製の冠をかぶせる方法で修理しました。ところが上部構造部分がぐらつくことを発見しました。揺れは軸を中心にわずかに回る方向に動くもので軸を中心に左右に揺れるものではありません。インプラントの両側の歯はいずれも金冠が入っているためいずれも人口の構造物が接していますが、インプラントだけが軸を中心にわずかながら簡単に動くため、歯の間に食べ物が容易に挟まり落ち着きがありません。施術上の問題でしょうか、時間とともに軸と骨の結着が固まるのを待つべきでしょうか。

akira様
 この度は大変ご苦労なさっている様子が伺えて、心痛痛み入ります。
まず、ネジ山が壊れているということですが、取り付け用とだけなっているのでわからないのですが、取り付け用には2種類考えられます。上部構造体とアバットメントを止める“横ネジ”とインプラント体とアバットメントを止める“アバットメントスクリュー”の2種類があります。今回の文面だと軸を中心に回るということなので、アバットメント取り付け用のネジが緩んでいると考えられます。アバットメントのネジが緩み、さらにそのネジ山が壊れているのならば、アバットメントスクリューの交換が必要です。ネジ山が壊れていて外れないときに対処するキットがあり、それを持っている先生を探す、もしくは担当の先生に買ってもらい外してもらいましょう。そして、新しいものに代えていただければきっちりしましり、上部構造体も揺れないと思われます。
 これが不能だとすれば、1度インプラント体を撤去し、新たにインプラント埋入が必要となる場合もあります。
とにかく、保証が効くかどうかも含めて担当の先生に相談なさってみるのが一番です。



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