手術出来ない場合 歯周病(徳島県 56歳 女性 自営業のQ &A)

カテゴリ:手術出来ない場合 歯周病

歯槽膿漏で5mmほど歯茎が減っていますがインプラントは出来ますか?
歯槽膿漏で5mmほど歯茎が減っていますが10年通っている歯医者さんはインプラントはできるというのですが本当にできますか?これまで歯茎は治療されませんでした。行くと歯の治療だけでプラークはとおってはくれましたが、菌を除かずにきました。

[徳島県 56歳 女性 自営業]

手術出来ない場合 歯周病

まず、歯周病(歯槽膿漏)についてですが、歯茎が5mm減っているという事ですが、歯科医院に通う前からなのか、通っている間にも減り続けて5mmなのかで意味が変わってきます。
通う前からなのであれば治療により進行は止められていると思ってよいかもしれません。
また、プラークの除去、歯石取り自体が歯茎近辺の菌の減少を促しますので、よほど菌の量が多い方でなければ除菌(投薬、3DSなど)という手法は通常の歯科医院では行わないと思われます。
また、インプラントとの関係ですが、歯周病の歯牙を抜歯してインプラントなのか、歯周病の歯牙は残してもとからある欠損部にインプラントなのかで違ってきます。
抜歯してのインプラントならそこまで問題はないと思いますが、歯周病の歯牙を残してのインプラントはちょっと問題があります。なぜなら、インプラントは感染に弱く歯周病菌が多数繁殖している口腔内ではやはり歯周病になってしまうからです。
残存させる歯牙の歯周病は完全に解決しておく事がインプラント治療には必要です。