(東京都 33歳 女性 OLのQ &A)

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8歳頃に上顎左2と左4-7、右2と右4-6が虫歯で抜歯し、今は左3から右8までブリッジを使っています。
8歳頃に上顎左2と左4-7、右2と右4-6が虫歯で抜歯し、今は左3から右8までブリッジを使っています。義歯に対する抵抗感があって、左4-7は欠損したまま。自分としては上顎左4-7と右4-6にインプラントを入れたい。早速、先生にアドバイスをしてもらった。
  すでに歯医者2ヵ所へカウンセリングしてきた。先生二人の回答を頂いたが、インプラントの本数や種類や骨移植に関して、それぞれの意見は相違で、非常に戸惑っている。唯一一致しているのは上顎の骨移植をしない限り、インプラントできないということです。

A先生が薦めた治療方法
  骨移植(サイナリフト)、下顎の両側から採って上顎の奥歯の上顎洞に補填する。6ヵ月後、左4-7の間に3本、右4-6の間に2本のインプラント(ブローネマルク)を入れる。見積もりは骨移植80万円、インプラント250万円、合計で330万円。

B先生が進めた治療方法
  骨移植(β―TCP)、人工骨原料で補填する。安定してから、左4-7の間に4本、右4-6の間に3本のインプラント(アストラ)を入れる。見積もりは骨移植(2ヵ所)48万円、インプラント250万円、合計で298万円。

 自分的の予算は300万円前後だが、いずれにインプラントするなら、やはり一番安全且つ自分に合う方法や種類で選びたいと思う。ただ、骨移植に対し、すごく不安です。自分の骨を使うと、採ったところの傷や膨らみなどの回復のほか、下顎に麻痺する(半永久)人もいるらしい。一方、人工骨原料を使うと、なんらかの副作用があるか、または自分の骨に融合できるか、インプラントは安定するか、などいろいろな不安を抱えている。
  できれば、それぞれのメリットやデメリットを説明していただきたいと思います。宜しくお願いします。

[東京都 33歳 女性 OL]

上顎臼歯部の、しかもサイナス(上顎洞)に近接している歯槽部へのインプラントは、我々インプラントを施術する者たちにも、今もなお大きなテーマなんです。
  まず、サイナスリフトですが、このオペ方法は決して目新しい術式ではありません。多くの臨床例があり、術式的にも確立されつつあるものです。ご安心下さい。
  その際の骨の採取ですね。下顎の臼歯後隆起からの自家骨採取のようですね、その部分に充分量の骨がおありならば、もっとも安全なドナーサイトかもしれません。もちろん、下歯槽神経を傷つけないようには術者は配慮いたします。比較的術後が安定しており、違和感の少ない部位とされています。他には下顎骨のオトガイ部や、骨盤の骨が代表的なドナーサイトです。
  また、骨補填時における人工骨補填材料ですね。実際に自家骨だけで補いきる事は難しく多くの場合、この人工骨補填材を使用します。BSE問題が起こる以前は牛骨由来のものも在りはしましたが、現在は純然たるケミカルのものや、海産物由来のものが主流です。ただし、いずれのものを用いても、身体からみれば外来物質ですので、免疫抗体反応が初期に起こり術野の周囲は腫脹します。

 また、最近はより生体に対して外科的侵襲をおさえるために、サイナスリフトという術式もおおく使われます。オステオトーム法ともいいます。これは在る骨の範囲で行えるメリットがあります。
  どうぞ、大切になさって下さい。


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