(神奈川県 39歳 男性 その他のQ &A)

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先に手術した上顎形成に引き続き、人工骨での上顎洞形成が可能なものか、また、その費用やメリット、デメリット等を教えていただけないでしょうか?
3年前に左上奥歯4本を歯槽膿漏で抜歯しました。入れ歯が嫌でインプラントを入れることを決意しましたが、骨の厚みが薄いため、そのままではインプラントは無理と診断されました。その後、左下の顎の骨の一部を移植し、サイナスリフトの手術を受け上顎洞形成を行い、現在インプラントの支柱2本を立てたとここに仮歯をかぶせてもらうところまで治療を終えました。その結果、左側でもある程度噛めるようにはなったものの、右側と比較した場合、アンバランスさを感じており、また、左上奥歯2本が現状では欠損したままであり、喪失感をぬぐい去ることができません。これらの理由から、先日サイナスリフトの手術を担当された主治医にその件を相談したところ、左上に2本インプラントしたことで、通常の食事等か可能と考えており、再度サイナスリフトを行ってインプラントすることのメリットは無いとの見解でした。私の希望としては自分の骨を移植する方法によるサイナスリフトは手術から1年半年が経過したのも関わらず、未だに痛みや麻痺が若干残っていることから、人工骨でのサイナスリフトの後、左上奥に1本のインプラントを追加して入れたいと考えております。主治医の先生からは、当院では人工骨でのサイナスリフトは諸々の事情から実施していないと手術を断られました。先に手術した上顎形成に引き続き、人工骨での上顎洞形成が可能なものか、また、その費用やメリット、デメリット等を教えていただけないでしょうか?併せて手術を行っている良心的かつ信頼のおける歯科医院があればご紹介いただけないでしょうか?

[神奈川県 39歳 男性 その他]

今現在、サイナスリフトは、骨補填材として
(1)自家骨のみ
(2)自家骨+代用骨
(3)人工骨のみ
が考えられます。

今現在のサイナスリフトの骨補填に関してのおおよそのコンセンサスは、自家骨50%、人工骨50%の使用です。

人工骨は、厚生労働省が認可しているものと認可していないものがあります。後者の場合、患者さんの了承なしに使う訳にいきません。

患者さんの了承が得られればいいと思います。私は、患者さんの了承が得られなければ自家骨のみ、患者さんの了承が得られれば自家骨+代用骨 で対処しています。代用骨のみは、材料によりますが、多少(30%以上)は自家骨を混在させた方がいいでしょう。

費用は、10〜30万円位でしょうか。