(東京都 45歳 女性 主婦のQ &A)

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インプラントをした後歯周病がもっと進行した時、不都合はおきないでしょうか?
インプラントを8本入れることとなりました。 かなり歯周病も進行しているのではないかと思います。
教えていただきたいのは、インプラントをした後歯周病がもっと進行した時、不都合はおきないかということです。
インプラントをしてくださる歯科医にここ数年かかっていますが、欠けたら欠けた部分の修復、補綴しかせずに、歯周病に関してのケアをなにも指導しなかった歯科医なので、歯科医に対して不安を感じています。

[東京都 45歳 女性 主婦]

インプラント後に歯周病が進行したとき不都合はおきないかということですが、残存させる歯の歯周病は埋入前にきちんと治療をされる必要があります。歯周病の管理が不十分だとインプラントにもプラークが付着しインプラント周囲炎を引き起こします。進行が著しい場合には1〜2年後にインプラントを除去しなくてはならないこともあります。
著しく進行した歯周病の歯は埋入前に抜歯し、完成したインプラントと残っている歯はご本人による充分なブラッシングと定期的なプラークコントロールが必要となります。その上で1〜2年ごとにX線を撮影し、インプラント周囲骨の吸収の程度をチェックした方が良いでしょう。
インプラントの入る部分はもともとブラッシングが不十分で歯を失っているわけですから、ブラッシングやプラークコントロールに対してご本人が実行されることによって、半永久的にインプラントが持つと理解された方が良いと思います。