(東京都 35歳 女性 OLのQ &A)

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上顎に6本のインプラントを埋入し,、左奥の1本がダメになったと言われ、結局5本でやることになりました。先生から「弱かったのかなあ」という一言があったというのですが、考えられる原因というのは何なのでしょうか。
母(70歳)のことで恐縮です。
今年の4月、上顎に6本のインプラントを埋入し先週二次手術を行いました。
ところが左奥の1本がダメになったと言われ、結局5本でやることになりました。先生から「弱かったのかなあ」という一言があったというのですが、考えられる原因というのは何なのでしょうか。
手術ができるかどうか診察を受けた際には十分できるという説明を受けたそうなのです(ちなみにCTによる診断ではないようです。パントモかも知れません)。
本人も直接先生には聞きづらいようですし、客観的に他の専門医のご意見を伺いたいと思います。
このまま信頼して治療を続けていってよいのかという不安もあるようで私も心配しています。

[東京都 35歳 女性 OL]

治療計画、治療経過、現在の状態が正確に把握できておりませんので、厳密なご返答になるか分かりませんが、できる限りお答えしたいと思います。
  まず、だめになってしまった1本についてですが。2次オペ時に骨結合が無く脱落、もしくは、除去しなくてはならなかったのであれば、埋入オペ時もしくはオペ後に感染が生じたまた、埋入時に施術にエラーがあった、そもそも骨質が適性でなかった、などの原因が考えられます。
  感染、骨質の不良を100%回避することは不可能です、また施術のエラーについても、現在の規格化されたインプラントの埋入法で、本当の失敗などというものは、考えにくく、規格された術式がその部分に適さずエラーとなってしまうと考えるべきでしょう。担当の先生にも、どれが原因かと特定するのも難しい思います。
  ただ、治療計画どうりの治療ができておらず、患者様の失望、不信があるのは事実であり、これは、担当医の責任です。現在のお母様の希望を真摯に受け止め、これからどうしていくのかをきちんと説明、相談、必要であれば再治療する義務があります。治療がお母様の希望にそっていないのであれば、遠慮なく質問、相談するべきでしょう。お母様がそれが難しいのであれば、ご一緒され質問されてみてはいかがでしょうか?お二人に納得できる説明ができる先生であればまず問題はないと思います。