手術について 審査と診断(東京都 48歳 男性 会社員のQ &A)

カテゴリ:手術について 審査と診断

上前歯二本が食いしばりによって、歯槽骨がなくなっており、インプラントを奨められました。浮きは気になるものの、歯のぐらつき等は全くありません。主治医によると歯槽骨を喪失すると再生はしないので、今後、残っている歯槽骨も失うとインプラントしにくい状態になるとのことでした。やはりインプラントの選択しかないのでしょうか?
上歯ぐきの浮きが2年程前から気になり、主治医で定期的に歯のクリーニングを受けていました。それが今年に入って悪化し、二か月おきに主治医に診察、クリーニングを受けていたところ、上前歯二本が食いしばりによって、歯槽骨がなくなっているようなのでインプラントを奨められました。
今の状態は浮きは気になるものの、歯のぐらつき等は全くありません。主治医によると歯槽骨を喪失すると再生はしないので、そのままにしておいてもいずれまだ残っている歯槽骨も失いインプラントしにくい状態になるとのことでした。
要は、そのままにしておいても問題を先送りしているだけなので、早めにインプラントを奨められました。
やはりその選択しかないのでしょうか?ぜひセカンドオピニオンをいただきたくよろしくお願い致します。

[東京都 48歳 男性 会社員]

手術について 審査と診断

クリーニングを定期的に受けてらしたにもかかわらず、食いしばりによって歯周病が進行してしまい、抜歯しかないと言われインプラントを考えてらっしゃるという事で宜しいでしょうか?
以前は歯周病で失った歯槽骨を回復させる事は不可能であると言われておりました。しかし、今現在は再生療法とよばれる治療法が進歩し、失った歯槽骨の形態によっては完全に健康な状態に戻す事が出来る様になりました。
抜歯しか無いと言われてしまった患者さんが、しっかり残せる様になった症例が沢山ありますので、諦める必要は無いかと思われます。また、少し気になったのですが、歯の周りの歯槽骨を破壊してしまう程の食いしばりをされているのであれば、同じ様な咬み合わせや食いしばりの残ったままで、インプラント治療を受けられてもまたインプラントが破壊されてしまうので、そちらのアプローチも必要ですね。
いずれにしましても、詳しい検査の上で本当に抜歯してすぐインプラントなのかを判断された方がよろしいかと思います。