あなたの欠損のタイプとインプラント治療法

インプラント治療法

欠損のパターンからあなたに一番近いタイプを選んでクリックしていただきますと、インプラントを埋め入れる本数や治療法がわかります。
奥歯を失った場合
▽ 上下にかかわらず1番奥の歯が1本抜けた ▽ 奥から2番目の歯を1本失った
▽ 奥歯から連続で2本失った ▽ 奥歯から連続して3本の歯を失った
▽ 奥から連続して4本歯を失った ▽ 奥から連続して5本歯を失った
中間の歯を失った場合
▽ 犬歯や小臼歯(中間の歯)を1本失った
前歯を失った場合
▽ 前歯を1本失った ▽ 前歯を連続した並びで4本失った
その他
▽ ほとんど全ての歯を失った  
CASE1 上下にかかわらず1番奥の歯が1本抜けた

この場合、噛むのに不自由することは少ないかもしれません。 しかし、そのままにしておくと、対合する歯(噛み合う相手の歯)が出てきてしまい、歯肉にあたり痛みを伴います。

そうなると、対合の歯を削るか、もしくは抜歯することになります。 インプラントの種類によっては、骨に厚みと高さがあれば1本からの手術も可能となっております。ただし、骨の状態によっては直径の小さいインプラントを2本入れる場合もあります。

CASE2 奥から2番目の歯を1本失ったケース

この場合、下顎であればほぼインプラントの埋め入れが可能で、太くて長いインプラントを1本適用いたします。

インプラントの施術を行っていない歯科医院では、ブリッジ(前後の歯の周りを削り、欠損部分を含めたひとつなぎの固定式人工物)の適用となります。
ブリッジでは、虫歯ではない歯を削る場合があります。削るかどうかの判断は患者様が決められることですが、インプラントの方が長持ちいたしますので理想的な結果を得られると言えます。

CASE3 奥歯から連続で2本失ったケース

この場合は、2本連続してインプラントの埋め入れが必要となります。下顎ではほとんどのケースで可能だと思いますが、上顎では埋め入れが不可能なことが多いのも確かです。

しかし、従来では不可能と思われるケースでも、大口式(OAM)インプラント(ドリルで骨を削らないインプラントシステム)では可能となりました。
他の治療法としては義歯(入れ歯や部分入れ歯)を入れることになります。義歯の場合では、金属のバネが、欠損した歯から見て前方の2本の歯にかかります。

CASE4 奥歯から連続で3本失ったケース

【下顎の場合】
この場合、下顎ではインプラントの埋め入れに4つのパターンが考えられます。

1. 3本連続してインプラントの埋め入れをする
1番理想的で、長持ちいたします。
2. 1本とばして端と端に2本インプラントの埋め入れをするインプラントによるブリッジです。骨に厚みがあり、そして高さがある場合に可能で、治療費の節約にもなります。しかし、ブリッジを架ける両隣の歯に負担がかかるため、噛む力が非常に強い方にはおすすめできません。
3. 1番奥はインプラント入れずに、2本連続でインプラントの埋め入れをする
すでに上の歯が無い場合や、治療費を節約する場合に行います。
4. 1番奥とその隣の歯にインプラントの埋め入れを行い、前歯に近い部位には埋め入れをしない
第2小臼歯の部位には神経の出口がありますので、その歯にはインプラントの埋め入れをせずに被せものを延長したタイプにいたします。インプラント以外では義歯が考えられます。義歯の場合は、金属のバネの位置が欠損した場所とは反対側にも架かりますので、バネが架かる箇所の負担もかなり大きくなります。

【上顎の場合】
上顎では骨が無いことが多く、すぐにインプラントを埋め入れるのは不可能な場合があります。そのような場合には、骨の移植を行ってからインプラントの埋め入れを行うこともあります。
骨を移植した後でのインプラントの埋め入れは、欠損した歯と同じ本数の3本になります。骨が無い場合は2本のみ回復にする場合もありますが、1本だけの埋め入れはまず行いません。
あまりにも骨がなかったり、骨の移植をしたくないような場合は、大口式インプラントや義歯による治療法があります。

CASE5 奥歯から連続で4本失ったケース

【下顎の場合】
理想的には、4本のインプラントの埋め入れとなりますが、予算の関係で前から連続3本にする場合もあります。パターンとしては何通りかありますが、3本欠損の時と考え方は同じになります。

【上顎の場合】
こちらも、理想的には4本のインプラントの埋め入れとなりますが、下顎と同様に予算の関係上3本とする場合もあります。
また、上顎の場合は骨の厚みや高さがないことが多く、イメージ通りに埋め入れができない場合が多く見受けられます。骨がない場合で固定式にこだわるのであれば、大口式インプラントか、骨の移植が必要になる場合があります。それ以外の場合は義歯になります。

CASE6 奥歯から連続で5本失ったケース

【下顎の場合】
骨に十分な高さと厚みがあれば、1本飛ばして3本のインプラントの埋め入れが可能です。しかし、骨の状態に問題がある場合は、4本のインプラントの埋め入れが理想となります。

【上顎の場合】
骨に高さや厚みがない場合が多く、前の方から最低でも連続して3本以上、できれば4本のインプラントの埋め入れとなります。たいていの場合、5本のインプラントの埋め入れは必要なく4本で済みます。
上顎にも下顎にも骨がない場合で固定式にこだわるのであれば、大口式インプラントか、骨の移植が必要になる場合があります。それ以外の場合は義歯になります。

CASE7 犬歯や小臼歯(奥から3、4番目)を1本失ったケース

この場合は、1本の埋め入れとなります。

上顎の場合は奥歯に近いほど骨がなくなる傾向にあり、インプラントの埋め入れが可能な場合と不可能な場合がありました。

ところが最近では、大口式インプラントなど、可能となるケースも増えてまいりました。上下顎の犬歯部位は、ほとんどの場合可能です。下顎の場合は、奥から3番目の第2小臼歯の部位に神経の出口があるため、埋め入れができない場合があります。または、このケースのように中間の歯が1本抜けた場合は、ブリッジの可能性も考えられます。

CASE8 前歯を1本失ったケース

【下顎の場合】
3通りの治療法が考えられます。
1. インプラントによる回復
2. 両隣を削ってブリッジとする
3. 両隣をほとんど削らずに、接着性のブリッジとする


【上顎の場合】
4通りの治療法が考えられます。
1. インプラントによる回復
2. 両隣を削ってブリッジとする
3. 両隣をほとんど削らずに接着性の仮のブリッジとし、インプラントができるのを待つ
4. 1本義歯として、インプラントができる日を待つ


両隣の歯が全く削られていない場合はインプラントにします。しかし、上顎の前歯部は見た目が重要視される部位なので、場合によってはブリッジの場合の方がきれいに治ることがあります。骨がなく、両隣の歯がすでに削られており、詰め物や被せものがある場合はブリッジにします。
すぐにインプラントはできないが、いずれ入れる予定であれば、仮の義歯か接着性のブリッジにします。

CASE9 前歯を連続した並びで4本失ったケース

【下顎の場合】
下顎で骨がないことはまず無いと言え、さらに欠損の領域も狭ければ2本のインプラントの埋め入れで十分となります。


【上顎の場合】
骨がたくさんある場合は、2本のインプラントの埋め入れで十分となります。
骨がない場合は3〜4本のインプラントの埋め入れとなります。

このようなケースは下顎でのブリッジは可能ですが、上顎でのブリッジは歯を削るため欠損が大きくなり、負担も大きくなりますので持続性は望めません。

CASE10 ほとんど全ての歯を失っているケース

【下顎の場合】
3通りの治療法が考えられます。
1. 最低6本以上のインプラントの埋め入れを行い、完全固定式のインプラントによるブリッジとする
8本以上入れられれば安定したものとなります。
2. 2〜4本のインプラントの埋め入れを行い、インプラントを土台とした義歯併用タイプとする
2〜4本のインプラントに対して、義歯を安定させるためのバーアタッチメントタイプ、ボールタイプ、マグネットタイプの義歯を取り付け、義歯が動かないようにいたします。
3. 全身的な問題や、インプラントをしたくない方は総義歯とする

【上顎の場合】
3通りの治療法が考えられます。
1. 骨が十分あれば、最低6本以上のインプラントの埋め入れを行い、完全固定式のインプラントによるブリッジとする
骨が十分にない場合は、8〜10本以上のインプラントの埋め入れを施せば安定したものとなる
2. 2〜4本のインプラントの埋め入れを行い、インプラントを土台とした義歯併用タイプとする
2〜4本のインプラントに対して、義歯を安定させるためのバーアタッチメントタイプ、ボールタイプ、マグネットタイプの義歯を取り付け、義歯が動かないようにいたします。
3. 全身的な問題や、インプラントをしたくない方は総義歯とする

資料提供
牧の原斉藤歯科医院
院長 : 斉藤 浩二