口腔内の健康を保つために〜ドライマウスの原因〜

ドライマウスの原因

「ドライマウスを引き起こす病気として、糖尿病や腎不全は昔からよく知られています。その他にも、更年期の女性に多く見られる膠原病、ストレス、薬の副作用など、様々な複合的原因が考えられます。
最近特に多いのが、薬の副作用とストレスなどの心因症によるものです。この2つがドライマウスの原因のほぼ半数をしめると考えられます。

シェーグレン症候群

シェーグレン症候群は、目の乾きを主症状としています。ドライマウス患者の約1割に本症状特有の症状がみられ、したがって目の乾きを同時に感じているなら、シェーグレン症候群の疑いが大きいといえるでしょう。
そのシェーグレン症候群の約3割の患者さんが、慢性関節リウマチを発症します。「手足がこわばる」「手足を曲げると痛い」「関節が腫れている」なども抱えているとしたら、「シェーグレン症候群で関節リウマチを合併している」という診断が下される可能性が高いでしょう。
シェーグレン症候群の患者さんは、更年期の女性に圧倒的に多く見られますが、更年期の女性は、シェーグレン症候群でなくてもドライマウスになる可能性が高いことが明らかになっています。

更年期障害

唾液腺を含む外分泌腺は、性ホルモンによって調節されています。更年期障害の1つに、突然全身から汗が止まらなくなるという症状があります。これは、性ホルモンの異常によって汗腺という外分泌腺におこる症状です。したがって、唾液の分泌によってもたらされるドライマウスも、更年期障害の1つとして数えられます。

服薬の影響

現代社会では、主治医から多くの薬を処方され、複数の薬を常用する人が増えています。しかし、多くの薬は唾液腺の機能を低下させる副作用を伴います。
なかでも、睡眠薬、降圧剤、抗不安薬、抗うつ剤、抗ヒスタミン剤(花粉などのアレルギー症状を和らげるために用いられる)を常用している人は、ドライマウスになりやすい傾向があります。
胃薬もドライマウスを引き起こしやすい薬です。胃液の分泌を抑制する胃薬には同時に唾液の分泌量も抑制する作用があります。改善させるためには、薬に頼らない生活を意識するか、医師に相談して薬の種類や量を考えてもらう必要があります。

ストレスの影響

一方、ストレスの影響も大きいといえます。唾液腺は交感神経と副交感神経の二重支配を受けており、たとえば、私たちは人前で話すときなど、緊張すると口の中が乾き、唾液が出にくくなります。逆に気持ちよく寝ているとよだれを垂らすように、リラックスしていると、唾液の分泌は促進されます。したがって、つねに緊張している状態では、唾液の分泌が減少し、口の中が乾くことになります。
ドライマウスだけではなく、ドライアイや、アトピー性皮膚炎なども、ストレスが大きな原因になっているといわれています。


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