下がっている歯茎を移植によって増やす治療「FGG」

歯周病や加齢、歯ぎしり、強い力でのブラッシングなどによって、歯茎が健康な状態よりも下がっている(退縮している)ことがみられると、歯茎のトラブルが起こりやすくなります。インプラント治療を行う場合、リスクを減らすために歯茎を増やす手術を行うことがあります。ここでは、その一つであるFGG(遊離歯肉移植)についてご紹介致します。

FGG(遊離歯肉移植)とは

結合組織の採取
▲結合組織の採取

歯茎の表層は“上皮”、内側は“結合組織”というもので構成されています。FGGとは、歯茎の足りない部分に移植する外科手術のことをいい、主に患者様自身の上あごの口蓋 [こうがい] から“上皮”と“結合組織”の2層をまとめて切り取り、足りない部分に移植します。歯茎の角化歯肉と呼ばれる部分が不足していると様々な弊害が起こることから、それを予防する目的で行われます。

FGGは、歯茎の表面の上皮も同時に移植するため、移植した歯茎と元々の歯茎の色に違いが出てしまいますが、同じ歯茎を増やす手術である「CTG」と比較すると技術的に容易な治療法です。

治療の一例

STEP1 歯茎の切開

痛み止めの麻酔の注射をし、露出がみられる周囲の歯茎を切ってめくり、移植に必要な歯茎のサイズを測ります。

STEP2 結合組織を採取

上あごの口蓋 [こうがい] から、必要な量の上皮と結合組織の2層をまとめて切り取ります。

STEP3 結合組織の移植

口蓋から切り取った歯茎を、露出していた部分に移植し、糸で縫って固定します。

STEP4 縫合

口蓋部分は、治りを早めるためにコラーゲンなどでカバーし、それを糸で縫います。

STEP5 抜糸

FGGから1〜2週間ほど経過したら、抜糸をして、傷の治りを2〜3ヵ月待ちます。

FGGは歯肉移植の治療法の一つです。
お口の状態に適した治療かどうかは、歯科医師の裁量によって異なりますので、よくご相談ください。



タグ:
歯茎FGG

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