インプラント治療は可能? ― 外傷(怪我)で歯を失った場合

外傷で歯を失った場合の特徴

転倒する人

交通事故、スポーツ、転倒などによる外傷で歯を失った場合の特徴としては、部分的に歯を失うことが多く、また、歯のみならず顎の骨を部分的に失うことや、顎の骨を骨折することがあります。 このような外傷後でも、インプラント治療ができることがほとんどです。
ただし、インプラント治療は、顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め入れる外科手術を行いますので、健康状態に問題のある方は、治療が難しいこともあります。
このように外傷によって「歯のみを失った場合」、「顎の骨を失った場合や骨折した場合」には、どのようなインプラント治療を受けることになるのでしょうか。治療前の目安として参考にしてみましょう。

歯のみを失った場合

まずは術前検査

部分的に歯が抜けてしまった、または歯を残すことが難しく抜歯の必要がある場合、まず始めに術前検査をし、お口の状態に問題が無いか調べます。異常がなければ、インプラントを埋め入れる手術が可能となります。

インプラント治療は下記のように二つの方法があり、お口の状態や使用するインプラントの種類によってどちらを行うかが決まります。

外科手術が2回行われる。
1回目はインプラントを埋め入れて歯茎を閉じ、2回目で仮歯や人工歯(被せ物)を接続するための土台をインプラントに取り付ける。
【治療例】抜歯と同時にインプラントを入れて綺麗に治療した症例
外科手術が1回だけ行われる。1回法には二つの方法がある。
即時負荷:外科手術後すぐに仮歯や人工歯(被せ物)をインプラントに接続することができる。
【治療例】抜歯から仮歯まで2時間で治療した症例
遅延負荷:外科手術から2〜3ヶ月後に仮歯や人工歯(被せ物)をインプラントに接続することができる。
【治療説明】インプラント手術 一回法手術(1ピース型)について
お口やお身体の状態に問題が無ければ、1回法の即時負荷で治療を短期間で終わらせることが多くあります。しかし、懸念要素が少しでもあれば、歯茎を閉じて、顎の骨とインプラントがしっかり固定する期間を設ける2回法で治療することになります。

顎の骨を失った場合や骨折した場合

骨移植の例
▲骨移植の例

まずは顎の骨の治療

部分的に歯と顎の骨を失った場合や、骨折した場合は、まず整復処置(骨折した部分を元の位置に戻す処置)を受けることになります。その後、インプラントを埋め入れるスペースや見た目に問題がある場合は、下記の骨移植を行うことがあります。

骨を作りたい部分に、患者様自身の骨や人工骨を移植して、特殊な膜で覆う治療法。
【治療例】骨を増やして前歯をキレイに治療した症例
GBRで骨を作ることが難しいような場合に、下顎の親知らずの辺りの骨や、下顎の前歯の下付近から骨をブロックで削りだし、移植したい部分にネジで固定する治療法。(骨を多く失った場合は、腸骨から移植することもあります。)
状態によって異なりますが、骨移植後6ヶ月〜1年後にインプラントを埋め入れる手術を行います。インプラントを埋め入れる手術については、歯のみを失った場合を参照ください。

【事故による外傷を受けた方へ】
労災保険や損害保険の治療対象となるかどうかについては、その保険会社の担当者とよくご相談ください。




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