インプラント治療が受けられない時期 −こどもと妊婦−

インプラント治療とは、顎の骨にチタン(人工歯根)を埋め入れる外科手術を行い、失った歯の機能や見た目を回復する方法です。お子様や妊婦の方は、インプラント治療を受けない方がよいとされています。

こどもがインプラント治療を受けられない理由

こどもはインプラント治療を受けられない

成長期の方は、顎の骨も上下左右に成長しています。この時期にインプラントを埋め入れてしまうと、正常な歯並びからインプラントがずれてしまったり、周囲の健康な歯にインプラントがあたったりと、「成長が止まった時に問題が生じる」ことが考えられます。顎の骨の成長が止まると歯並びに大きな変化が生じなくなりますので、その時期まで待つことが望ましいでしょう。骨の成長が止まる時期は18〜20歳前後とされており、身長が伸びなくなった頃を目安に治療を始めるとよいでしょう。

妊婦がインプラント治療を受けられない理由

妊婦はインプラント治療を受けられない

妊娠初期は悪阻[つわり]、妊娠後期は上向きで寝転がることで腹部大動脈が圧迫され「気分が悪くなる」、または「早産が危惧がされる」など、治療が難しくなることがあります。また、顎の骨にチタン(人工歯根)を埋め入れる外科手術の際には、抗生物質や痛み止めを服用することが一般的です。「薬の服用は胎児への影響に懸念がある」ため、出産が終わるまで治療を始めない方が無難でしょう。また、母乳だけで育てたいとお考えの方は、卒乳の時期を目安に歯科医師と相談するとよいでしょう。

インプラント治療を受けられない時期に歯を失ってしまったら?

歯を失ったまま放置した場合

歯を失ったままで放っておくと、噛み合う歯が伸びたり、抜けた歯の左右の歯が倒れたりと、噛み合わせや歯並びのバランスに影響を与えます。

インプラント治療を検討している場合、バランスが崩れることにより、インプラントに人工歯(被せ物)を接続するスペースが足りなくなることがあります。スペースが足りない場合には、周囲の歯を削って噛み合わせや歯並びのバランスを整えたり、場合によってはさらに削った歯の中の神経を抜くこともあります。治療の時間や費用がさらにかかることにもつながりますので、歯を失った場合には、歯科医院を受診し、インプラント治療が受けられない期間、部分入れ歯や貼り付けた仮歯などを装着して、歯が無い部分の周りの歯が倒れないように対策する必要があります。

このように成長期や妊娠中の方がインプラント治療を受けることは難しいですが、その時期が過ぎれば治療を始められることがほとんどです。成長期や妊娠中でインプラント治療を検討されている方は、治療開始時期や治療を始めるまでの適切な対処方法などについて、インプラント治療を行う歯科医師にご相談されることをお勧めします。
※ただし、お身体の健康状態に問題がある方は、インプラント治療が受けられないこともあります。詳しくはかかりつけの医師や歯科医師にご相談ください。→インプラント治療が受けられない可能性のある方


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年齢不適応妊娠妊婦

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