インプラント治療で行われる口腔外科

インプラント治療は口腔外科を伴う治療

インプラント治療は、顎の骨に人工歯根(チタン)を埋め込む外科手術を伴うため、歯科医師は口腔外科の知識や技術も必要とされます。口腔外科の知識が必要なワケや、インプラント治療の中で口腔外科にあたる部分などについてご紹介していきます。

口腔外科の知識が必要なワケ

顎の骨の中には、神経や血管、鼻腔などの組織を近接していることがあり、診断や治療を誤ってしまうと、次のようなことが起こることもあります。

  • 動脈を傷つけ、止血が困難になる
  • 神経を傷つけ、しびれやよだれが止まらない
  • 鼻腔を傷つけ、蓄膿になる

そして、外科手術は出血を伴いますので、全身管理や感染対策も重要視されます。いずれかに不手際があると、次のようなことが起こると考えられます。

  • インプラントが顎の骨と結合しない
  • 健康状態に支障がでる

このようなことから、インプラントを埋め入れるには、口腔外科に関する知識や治療技術が必要となるのです。また、顎の骨が痩せている場合は、インプラントを十分支えられるだけの骨を造る必要があります。痩せたまま何もせずに治療した場合、インプラントが抜け落ちることや、見た目に悪影響を及ぼす(※)こともありますので、骨を造るスキルなども求められます。

(※)一般的に、両隣の歯と歯茎のラインと、インプラント治療箇所のおおよそが揃っていれば、見た目に不自然さがないといわれています。顎の骨が痩せたままでインプラント治療を行うと、歯茎のラインが大きく乱れ、上部構造(歯冠部分)が長い仕上がりになることもあります。

インプラント治療の中で口腔外科にあたる部分

【インプラントを埋め入れる手術】
インプラントは、顎の骨に埋め入れる「インプラント体(人工歯根)」と、失った歯の代わりとなる「上部構造」、それらインプラントと上部構造を連結する「アバットメント」の3つのパーツで主に構成されています。インプラント体とアバットメントを入れるには、歯茎切ったり、顎の骨を削ったりする処置が必要です。

  • 一次手術:インプラント体を顎の骨に埋め入れる手術
  • 二次手術:インプラント体にアバットメントを取り付ける手術(一次手術と同時に行われることもあります。)

【顎の骨を増やす手術】

  • サイナスリフトソケットリフト:上顎奥歯の骨の上にある粘膜を持ち上げてスペースを作り、移植材をつめて骨を造る方法
  • GBR(骨誘導再生):メンブレンと呼ばれる人工膜を使って骨の再生を促す方法
  • ベニアグラフト、オンレーグラフト:自分の骨(下顎や骨盤)を削って、移植したい部分にネジで固定する方法など

【歯肉移植】
結合組織移植、遊離歯肉移植:歯茎の厚みをだす手術

インプラントは機能的・審美的(見た目)にも優れた治療方法ですが、外科手術のリスクがあります。どんな治療法にもメリット・デメリットがありますので、担当医と相談しながら、自分に合った治療法を選びましょう。




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