インプラントの種類

インプラントの種類や注意点

歯科インプラントは、顎の骨に埋め入れる「インプラント(人工歯根)」と、失った歯の代わりとなる人工歯とも呼ばれる「上部構造」、それらインプラントと上部構造を連結する「アバットメント」の3つの部品で構成されています。

インプラントには多くの種類があり、歯科医院によって取り扱う製品は異なります。ここでは、インプラントの種類や注意点などについてご紹介します。

どのインプラントを使うのか知っておくのは何のため?

インプラント治療後に、何らかの理由で取り付けたアバットメントや上部構造を付け外すこともあります。また、引越しや閉院などで治療を受けた歯科医院へ通えなくなることや、外出先でアクシデントが起こることなども考えられます。治療後の万が一に備えて、自分のお口の中に入れる「インプラントのメーカ名・種類」などを聞き、それがどの程度普及しているのか確認されておくことをお勧めします。あまり普及していないもので治療を受けると、後に治療が難しくなることもあります。

インプラント製品の規格について

インプラントは世界中で100種類以上存在し、日本国内では30種類以上が使われているといわれています。これらは、インプラント製造会社(以下、メーカ)によって規格が異なりますので、基本的には他社の製品と組み合わせて使うことはほとんどありません。また、同じメーカのインプラントであっても、種類や大きさ(直径)などによって規格が異なり、インプラントに接続する部品や付け外しする器具が異なることもあります。

■主要なインプラントメーカ名

国内取り扱いメーカー名(製造および販売)
京セラメディカル株式会社 バイオメット3iジャパン株式会社
株式会社ジーシー バイコンジャパン株式会社
ストローマン・ジャパン株式会社 株式会社プラトンジャパン
ノーベル・バイオケア・ジャパン株式会社 株式会社ブレーンベース
海外メーカーインプラント(製造) 国内取り扱いメーカー名(販売)
Zimmer dental社インプラント 株式会社 白鵬
株式会社 インプラテックス
BIOHORIZONS社インプラント 株式会社 カイマンデンタル
アストラテックインプラントシステム デンツプライIH 株式会社
カムログインプラントシステム 株式会社アルタデント
SPIシステム 株式会社 モリタ
キーストーンデンタル社(RBM インプラント) 白水貿易株式会社
【豆知識】
国内で受けるインプラント治療では、主に厚生労働省で認可されたものが使用されています。しかし、患者様の同意があれば、歯科医師の責任の下でインプラントの輸入及び使用が認められているため、国内未認可の海外製インプラントで治療しているところもあります。未認可のもので治療を受ける場合は、メリットやデメリット、リスク、過去の治療実績、トラブルが起こった場合の対応などをよく聞いたうえで検討されるとよいでしょう。 

どんな種類があるの?

メーカによってインプラントの素材や形状、構造などに違いがあり、それぞれにいろんな特徴があります。メインテナンスで付け外したり、修理で部品を交換したりする際に、“インプラントの構造”が影響してくることがありますので、その種類についてご紹介します。

【インプラントの構造の違いによる種類】

◆2ピースタイプ
インプラントとアバットメントをネジで連結させるタイプ。2ピースの場合、インプラントの接続部分の形による違いがあり、その形態に応じたアバットメントが必要です。
エクスターナルタイプ
インプラントの接続部分が凸型のもの。長年使用されてきたタイプ。ごく一部に他社製品のアバットメントが使用できる(互換性がある)と言われているものもある。
インターナルタイプ
インプラントの接続部分が凹型のもの。最近普及してきたタイプ。細菌が入り込みにくい特長がある。他社製品のアバットメントが使用できることはほとんどない。
◆1ピースタイプ
インプラントとアバットメントが一体化しているタイプ。アバットメントにトラブルが発生した場合、インプラントごと撤去しなければならないこともある。

治療後は、1年に1〜2回定期検診を受け続けることが必要です。噛み合わせの変化や歯の汚れの停滞などが起こると、インプラントが抜け落ちてしまうこともありますので、通院間隔を開けすぎないように注意しましょう。