インプラントの被せ物(上部構造)からの臭い

インプラント治療後に、治療をした場所から臭いが出てしまうことがありませんか?ここでは、インプラント治療後に臭いが出てしまう場合に考えられる原因と対策についてご紹介します。

原因 1 清掃不良

隙間につまったプラーク

ブラッシングが不十分で、上部構造(人工の歯)とインプラントの接合部分にプラークや歯石が停滞し、臭いの原因となっていることがあります。

【対策】

正しいブラッシング方法の指導を受け、歯石やプラークを歯科で取り除いてもらうことで、改善が見込めます。ただし、上部構造の形態によって引き起こしていると診断された場合は、上部構造の作り直しが必要となることがあります。

原因 2 連結しているネジの問題

インプラントの構造
▲枠ありspan囲みBOX

インプラントの種類には、「インプラン体とアバットメント」、または「アバットメントと上部構造」をネジで連結するタイプのものがあります。それらのネジの緩みや破折によって、各パーツに隙間ができてプラークや雑菌が入り込み、臭いの原因となっていることがあります。

【対策】

取り外せるパーツを洗浄し、ネジの交換や締め直しを行うことで改善が見込めるでしょう。

原因 3 上部構造の問題

インプラントの種類の中には、セメントで上部構造を合着するタイプのものがあります。噛み合わせの問題や上部構造の適合の問題などによってセメントが流れ出てしまい、インプラントとの隙間にプラークや雑菌が入り込み、臭いの原因となることがあります。

【対策】
■噛み合わせ

清掃する場所噛み合わせの問題によってセメントが流れ出た場合は、上部構造を取り外して、上部構造の内側とアバットメントの表面を清掃することで、解消されることもあります。しかし、上部構造を簡単に取り外すことができない場合は、上部構造を削って取り外すことになりますので、再び上部構造を作り直すことが考えられます。

■上部構造の適合

上部構造の適合の問題によってセメントが流れ出た場合は、上部構造を作り直すことが必要となります。

■セメントの取り残しによるもの

セメントで上部構造を合着するタイプのものは、合着後に上部構造とインプラントからはみ出たセメントを取り除きます。この際に取り残しがあると、人工歯石のようになってしまい、プラークが停滞しやすく臭いの原因となることがあります。歯科でセメントをきちんと取り除いてもらうことで改善されるでしょう。

※上部構造が仮歯の場合

仮歯は、素材がプラスチックで臭いや汚れを吸着しやすい特性があるため、着脱の際に臭いがすることがあります。仮歯の着脱で臭うことがあったとしても、その後に影響することは少ないでしょう。しかし、出血や膿が認められる場合は、歯茎に炎症が起こっていることが考えられますので、歯科医師に相談しましょう。

歯の臭いは上記の他に、歯茎の問題(歯周病、インプラント周囲炎)によって起こることもあります。いずれにしても、適切な処置を受けることによって改善されることが多くありますので、お悩みの方は担当の歯科医師に相談しましょう。



治療説明TOPへ戻る

このページの先頭へ

【注目の記事&レポート】

テーマ、タグ一覧

【 インプラントネット ドクター特集 】
  • 山田 陽子 院長先生(デンタルサロン麹町)に一日密着取材