インプラントと喫煙

インプラント治療で、初期固定が得られない原因のひとつが喫煙。全体の失敗率に対し、喫煙者の失敗率は2倍近くになるという調査結果も・・・。健康維持はもちろん、インプラントを長持ちさせるためにも禁煙に努めましょう。

更新日:2019/10/04

■目次

  1. インプラントの大敵「喫煙」

インプラントの大敵「喫煙」

喫煙

喫煙は様々な健康への被害を及ぼしますが、歯への影響も例外ではありません。

喫煙により、歯茎の毛細血管が収縮し血行が悪くなるので、創傷治癒が遅れたり、インプラントと骨の結合を阻害したりします。 歯周病をきちんと治療してからインプラント治療を行った場合、初期固定が得られない原因のほとんどが喫煙です。

ピーター・モイ博士がインプラント患者540人(インプラント2194本)を対象に調査した結果、全体の失敗率は5.92%でしたが、喫煙者の失敗率は11.28%で、その失敗率は2倍近くなりました。

インプラントを入れると決めたときから、手術後の1~2ヶ月までの間は、禁煙をし、インプラントを長持ちさせましょう。

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。