ザイブ インプラントとは - 歴史と特徴

ザイブ インプラント- 誕生の歴史とは ?

2004年2月 ドイツ フリアデント社から発売された最新のインプラント

1974 年、ドイツを代表するインプラントを開発するためチュービンゲン大学の威信にかけてWill博士らにより生まれたのが、現在のインプラントの最初のベースになったチュービンゲンインプラントでした。
このインプラントは歯を抜いた状態ですぐにインプラントを埋め込む(抜歯即時埋入)コンセプトであり、しかも形態は天然の歯根に合わせた形状(ルートフォーム)をしていました。
いまから、30年以上も前に開発されたインプラントが、現在の主流のコンセプトとなっているところは、あらためてドイツという国の技術力の高さと発想のすばらしさを再認識してしまいます。

その後、1.000本以上の臨床データをもとに、1988年にフリアリット2、1987年にはインプラントを埋め込むと同時に人工歯を装着できるフリアロックインプラントが開発されました。

これは、まさに現在最新のインプラント治療でおこなわれる抜歯後即時加重インプラントと実は同じ考えでした。

そして1990年、当時インプラントの表面はまだ機械研磨加工といってツルツルの表面が大多数を占めていましたが、いちはやくラフサーフェイスインプラントのDPS(ディーププロファイルサーフェイス)というあごの骨とくっつきやすいラザラザラの表面性状を開発しました。

このDPSはコーティング処理ではなく、インプラント表面をブラスト(= コンプレッサーエアーなどで研磨材を吹き付ける加工全般を意味します)した後、酸処理をおこなうという、まさに現在のインプラントの表面性状のスタンダードになったSLAサーフェイスと同じ工程で製造されていました。2008年現在、未だSLAサーフェイスに遠く及ばない他社製のインプラントが日本では発売されていることを考えると、このインプラントシステムの先進的な考えかたには驚くばかりです。

そして、2000年には、これらコンセプトよりザイブインプラントは生まれ、2004年には、「PLUS」という最新の表面性状に変わり、より早くあごの骨と結合しやすくなりました。

このようにザイブインプラントは最新のインプラントであり、かつ先進的なすぐれた技術によって開発されたインプラントであります。そのため、すべてのインプラントの欠点を克服したインプラントと呼ばれています。

インプラントの歴史

ザイブ インプラントの7つの特徴

インプラント
▲ インプラント写真

< 特徴 1 >
短期間に骨との結合を可能にする !
最新の表面性状 「PLUS」

デンツプライフリアデント社(ドイツ)では、治療期間の短縮を可能にするために大学を含めたプロジェクトを立ち上げ、約3年間にわたり、インプラントと骨の結合様式(オッセオインテグレーション)さらに、より早く骨と結合できるインプラントの表面性状について研究を行いました。

そして、インプラント表面での骨再生に最適な新しい表面性状の開発に成功しました。インプラントの表面
▲ インプラント表面

インプラント表面にブラスティング処理を施した後、高温で酸エッチング処理を行い、表面に均一で微小な凹凸 [おうとつ] を作り出すことで骨の細胞(骨芽細胞)の付着を促進して、インプラントと顎の骨の結合を早めることができます。そのため、従来のインプラントよりも、治癒期間(非加重安静期間)が1〜2か月短縮されました。
ジルコニアアバットメント
▲ ジルコニアアバットメント

< 特徴 2 >
審美的な人工歯が可能 !
「ジルコニアアバットメント」

ジルコニア(ZrO2)とは、別名「模造ダイヤモンド」といわれ、スペースシャトルの断熱材、人工股関節など工業から医療まで様々な用途に用いられています。
それは、高い強度、優れた耐久性・耐腐食性、生体親和性、安全性が証明されているからです。
プラットフォームスイッチング
▲ プラットフォームスイッチング

< 特徴 3 >
近年注目のコンセプト!
「プラットフォームスイッチング」

ザイブインプラントの特徴の一つであるプラットフォームスイッチングとは近年、非常に注目されているコンセプトでありプラットフォームスイッチングにより臨床的に必ず見られるインプラント周囲の骨吸収を抑制します。これによって、インプラントに装着した人工歯の周りの歯ぐきは、天然の歯の歯ぐきと同じようにきれいに仕上がります。
さらに、ワンサイズ小さいアバットメントを装着することにより、約1mmのプラットフォームスイッチングが可能になるためアンキロスインプラント(1985年フランクフルト大学のG.H.Nentwig教授と、チューリッヒ大学のW.Moser工学博士により開発されたDegussa社(ドイツ)製のインプラントシステム)のようなコンセプトでも応用可能になります。
ルートフォーム
▲ ルートフォーム

< 特徴 4 >
歯根の形状のしたインプラント
「ルートフォーム」

ザイブインプラントは現在主流のインプラントのほどんどが取り入れている歯根の形態に似せたルートフォームをしています。
このテーパー(傾斜している円錐状の部分形態)がインプラント埋入時に顎の骨にがっちりくいこむため(初期固定が強固)、歯を抜いた時にインプラントを埋入したり(抜歯即時埋入)、骨質の悪い上顎のインプラント手術でも安全にインプラントが埋入できます。

< 特徴 5 >
歯を抜いた日にインプラントが入る「即時加重インプラント

ザイブインプラントは歯を抜いたと、同時にインプラントを埋入してその日に人工歯をかぶせる(即時加重インプラント)コンセプトで開発されたインプラントのため、埋入後どのような骨質においても強固な初期固定をえることができます。欧米の論文では、ザイブインプラントはほとんどの症例に対して、即時加重インプラントで治療を行い高い成功率を報告しています。
ナローインプラント
▲ ナローインプラント

< 特徴 6 >
顎の幅に合わせた豊富なインプラント径サイズ「ナローインプラント」

ザイブインプラントには、顎の幅や噛みあわせの状態によって、豊富な幅径から最適のインプラントが選択できます。
とくに、従来のインプラントよりも細い3ミリ径インプラントがあるので、下顎の前歯部や上顎の側切歯部などの顎の骨幅が無い部位においても、インプラントの埋入が可能です。
近年の論文においても、ザイブインプラントの細いサイズのインプラントは、非常に高い成功率が報告され注目をあつめています。また、細いインプラントを使用することにより、顎の骨が細くても骨の増大手術等をせずにインプラントが埋入できるため、治療期間や費用的に患者さまの負担を減らすことができます。
ショートインプラント
▲ショートインプラント

< 特徴7 >
顎の骨が吸収してしまってもできる短いインプラント「ショートインプラント」

インプラント治療は近年、より早くそしてシンプルなインプラント治療に進化しています。つまり、顎の骨が痩せて吸収してしまっているようなところでも、埋入できるサイズのインプラントがあれば、大がかりな骨造成手術(GBRボーングラフト)は必要なくなるのです。それにより手術の回数、治療期間の短縮、費用など患者さまにとってさまざまな利益をもたらします。ザイブインプラントには、長さ8ミリのショートインプラントがあり、骨のない部位に対するインプラントでも骨造成やグラフト手術なしにインプラント治療をすることが可能です。
梶山 崇先生
資料提供
かじやま歯科クリニック
院長: 梶山 崇先生
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