その日に歯が入る!オールオンフォーの治療例

インプラント総合サイトです。歯科インプラントに関する治療説明『オールオンフォーの症例』についてご紹介します。歯を失ってお困りの方、入れ歯・ブリッジが合わない方は是非ご覧下さい。

更新日:2019/10/04

■目次

  1. その日に噛める、画期的な治療法
  2. オールオンフォーで治療した例
  3. オールオンフォーの特徴

その日に噛める、画期的な治療法

オールオンフォーとは?
オールオンフォーは、総入れ歯の方や多くの歯を失くした方のための画期的な治療法です。4本のインプラントをバランスよく埋め込むことによって、歯の機能や見た目を即日に回復することが可能です。

今までは、総入れ歯の方や、歯をすべて抜かないといけない方にインプラントをする場合、入れ歯を使わずにしっかりとかめるようにするには、上(下)だけで8本から12本のインプラントを入れなければいけませんでした。しかし、それでは治療期間が長くかかるだけでなく、入れるインプラントの本数が多い分、費用の負担も大きいことが現状でした。また、インプラントを入れてから仮歯が入るまでは入れ歯をそのまま使わないといけない期間(3ヶ月から6ヶ月ほど)がありました。

しかし、近年はインプラントを埋め入れたその日に被せ物まで装着する「即時負荷」の概念が確立してきており、ポルトガルのDr.Pauro Maloによって提唱されているオールオンフォーの技術により、インプラントを埋め入れてから数時間のうちに固定式の歯を入れて噛めるようになりました。しかも、必要なインプラント数が少ないために、費用も抑えることが可能です。

オールオンフォーで治療した例

こちらの患者様は、歯を支えている顎の骨がなくなったため、すべて歯を抜く必要があります。 通常、すべてをインプラントで置き換えていくのが理想ですが、それでは治療期間、治療費用ともにかかります。

治 療 前 :歯を支えられなくなり、しっかり噛めない状態になっています。
すべての歯を抜く必要がある状態です 。
治 療 後 :オールオンフォーの技術により上下、それぞれ1日で歯を入れました。
審美的にも格段に改善し、非常に喜ばしい結果を得られました。

治療前

治療後

治療前

治療後

オールオンフォーの特徴

・インプラント手術の当日に歯が入り、食事も可能
・治療期間が短い
・多くのインプラントを埋入するより費用が安い

※ただし、すべての人が選択できる治療法ではありません。顎の骨の状態などによっては適応できない場合もあります。

資料提供
安田歯科医院
院長 : 安田 久理人

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。