| 相 |
やはりインプラント治療は素晴らしい治療方法なんですね。調べていて、私自身もそう感じていました。
では、入れ歯からインプラントに変えた場合どのくらい違いが出ますか? |
| カ |
まず、入れ歯というのは、天然の歯で噛む能力の大体3割位の力でしか噛めないんですね。ですから例えば40代で入れ歯を入れた方と、60代、70代で入れ歯を入れた方ではそれぞれ筋肉の噛む力が違いますから、40代の方が入れ歯を入れたのでは噛む感触というのが楽しめないと感じる方も多いようです。
ですから、筋力がおちた方はそれに頼るしかないものですから、もうしょうがないという事で我慢しますが、阿川さんのようにお若い方ほどやはり入れ歯に対する不満が出てしまいます。
入れ歯とインプラントがどのくらい違うかというのは、そういった部分で大きな差が出てきます。インプラントは元の健康な歯とほぼ同じ様な感覚で食事ができるかと思います。 |
| 相 |
インプラントにしたら、「咬めない」という辛い気持ちから解放されるということですよね。今までは、硬いものは痛くて咬めなかったので、リンゴ等は小さく切って飲み込むように食べていたんです。それがとても辛くて・・・。 でも、インプラントを入れるには手術をしなければならないんですよね。大きな手術は受けたことがないのですが、インプラントの手術というのはどのくらい時間のかかる手術なんですか? |
| カ |
これはその人の、手術のやり方によってまた変わってきますが、きちんと骨の幅と奥行きがある場合で、歯茎を切開しない方法ですと単独歯1本ならば手術自体の時間は5分、10分位で終わります。切開を必要とした場合でも、40分程度で終わります。
手術前、手術後の準備を入れても、だいたい1本であれば1時間くらいみていただければよろしいかと思います。
ただ、上下全く歯がないようなケースに何十本と埋める場合には、これは2時間から2時間半、まあ3時間くらいかかるかと思ってくれればよろしいかと思います。 |
| 相 |
そんなに短い時間で手術が終わるんですか?!インターネットでは、だいたい1時間から2時間とありましたので、10分で終わるなんて・・・びっくりしました。顎関節症なので長い時間大きな口をあけていられないんで心配していたんです。顎関節症は手術に差し支えがあったりするんですか? |
| カ |
当歯科医院では、患者さんの要望にもよるのですが、3本以上インプラントを埋入する場合には全て、静脈内沈静法という麻酔の方法を用いています。
これは患者さんの意識はあるのですが、記憶はないという状態で手術ができますので、患者さん自身が楽ですから、大きく口をあけていられなくてもほとんど無意識下で出来ますのでこの辺は問題にならないかと思います。 |
| 相 |
よかった。こんなに調べたのに手術を受けられなかったらどうしようかと思っていたんです。 ではインプラントの手術を受ける場合、事前にしておかなければならないという事はありますか? |
| カ |
全身的な疾患がないかをチェックします。問診ですね。
患者さんには必ずお体の状態を聞くようにしています。
当歯科医院でもご本人がインプラントをご希望なさってても、例えば糖尿などでどうしてもお断りしたこともございます。
また長期間ぐらぐらになる歯を放置したために骨の中に膿が沢山たまっておりまして、抜歯、要するに歯を抜いたけれどもすぐには出来ないということもあります。
ただ、こういうケースの場合にはきちんとお薬を飲んでいただいて、一ヶ月なり二ヶ月なりおいてからする事は可能です。 |
| 相 |
事前に検査をするんですね。どういった場合にインプラント手術を受けられないということになるのでしょうか? |
| カ |
糖尿病の場合ですね、きちんと薬でコントロールされていれば問題ないんですが、糖尿でありながらコントロールされていない患者さんというのはやはりどうしてもインプラントを入れたあと骨とくっつかなかったり、またくっついたとしても長期間もたなかったりすることがあります。 そういう場合には一度内科に行ってよくなってから手術をされた方がよろしいかと思います。
また、もちろん血圧の高い方とかもその類に入るかと思いますけれども、やはりインプラントというのは決して安いものではありませんので、20年30年ということを考えますと、私たちもやる以上は責任がございますので、長くもっていただくためにはご自身の努力も必要になるんではないかと思います。 |