9回目のカウンセリングルームでは、実際に治療を行った鈴木仙一理事長先生と、実際に治療を受けられた患者様にそれぞれインタビューをしました。
神奈川県にお住いの今村さんが治療を受けられたのは、神奈川県海老名市にある『ライオンインプラントセンター』。今村さんは、症例数4000本以上の実績(2008年までの通算)を持ち、全ての歯を失ってしまった方への治療もたくさん成功されていることから、「この先生なら」とインプラント治療受けることを決意されたそうです。
まずは、鈴木先生が歯を全て失った方への治療法「ALL-ON-4」について先生にお話を伺いたいと思います。
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理・・・鈴木仙一理事長先生 イ・・・インタビュアー |
| イ |
そもそも、「ALL-ON-4」とは、インプラントのどのような治療になるのですか?
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| 理 |
「ALL-ON-4」は、総入れ歯の方や、歯があってもグラグラで、抜歯を予定している方を対象としたクイック・インプラントシステムです。たった4本のインプラントで噛み合わせをつくることができるうえ、クイックという表現の通り、手術したその日から食事ができることが最大の特長です。つまり歯の無い状態で暮さなければならない期間を大幅に短縮できるのです。
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| イ |
これまでのインプラント治療では、最終的な完成まで何か月もかかっていたと思うのですが、なぜ、その日のうちに噛めるようになるのですか?
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| 理 |
これまで、埋め込んだインプラントと骨の結合には3〜7か月かかっていました。ところが「ALL-ON-4」の場合は、各インプラントを連結固定して、手術直後から埋め込んだインプラントに適度な負荷をかけることで、かえってインプラントと骨の結合が安定するという特徴をもっているのです。歯が1本もない、あるいは、それに近い状態だからこそつながった形の総入れ歯で均等に負荷がかけられるということと、インプラントの素材や形体の進化などが、早期の骨の結合を可能にした大きな理由です。
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| イ |
負荷をかけるとインプラントと骨がくっつきやすくなるということですが、本数は多ければ多いほどよいというわけではないのですか?埋めるインプラントの本数が4本だけというのは、耐久性などに不安が残るような気がするのですが。 |
| 理 |
何かを支える場合、図@のように線で支えるより、図Aのように面で支えるほうがしっかりします。また、面で支えるとすれば、より広い面で支えるほうが安定します。この大原則に着目し、入れ歯を面で支えようと考えたのが発想の原点です。
| @ |
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A |
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どのポイントに4点を置くかは、顎の骨の量などさまざまな条件を計測した上で決まります。歯科用CTスキャンなど医療機器を使い、それぞれの人に合わせた精密な設計図を作って決まるわけです。この4つの支点となるのがインプラントです。条件によっては6〜8本必要は場合もありますが、基本は4本です。 |
| イ |
最低4本あれば面を形作ることができるというわけですね。 |
| 理 |
そのとおりです。また、欠損歯ごとにインプラントを埋め込もうとすれば、片方の顎に14本のインプラントが必要になります。しかし、歯が1本もない、あるいはそれに近い状態の場合でも「ALL-ON-4」が適応できますから、10本分少なくて済みます。上下全てであれば20本分のインプラントを埋めなくて済むわけです。当然手術の程度も軽いわけですから身体的にも経済的にも負担は軽くなります。 |
| イ |
「ALL-ON-4」は、インプラントで入れ歯を支える方法ですよね?歯が1本もない状態に近い状態の場合、残っている歯はどうなるのですか? |
| 理 |
「できるだけ残った歯を大切にしたい」「虫歯ではないのだから抜きたくない」、そういった声はよく聞きます。私たちが「抜歯をしましょう」とおすすめしたら、それだけで来なくなる人もいます。
しかし、数本残ったその歯で本当に噛めますか?
虫歯で痛みがあって噛めないのであれば、まず治療をするのが普通です。しかし、インプラントの相談で来院される患者様の歯のほとんどは、歯周病をはじめとした歯ぐきの病気や炎症などによるぐらつきを伴った状態です。土台が崩れかけているのですから噛めませんし、この先も噛めるようにはなりません。とくに周囲が炎症を起こしているのであれば、その歯を残すこと自体、炎症が広がるかもしれないというリスクをもっています。そのうえ抜歯後すぐにインプラントを埋め込むと、その治癒力が骨とインプラントの結びつきをいっそう促進することも分かっています。 |
| イ |
寿命がなくなった歯にこだわっているうちに、歯を支えている周りの骨が減っていってしまうということですか? |
| 理 |
そのとおりです。だからこそ、少しでも早く打てる手を打ちたいと、切実に思っています。もちろん、1本だけのインプラントで噛み合わせを作れるのであれば「ALL-ON-4」をお勧めすることはありませし、患者様がどうしても歯を抜かずに残すことを希望し、審査診断で残すことが可能であれば抜くようなことはありません。 |
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