イギリス人は何回歯磨きを省いているか?
| Dental Tribune 提供記事

ロンドン(英国):推奨通りに1日2回歯磨きを行うイギリス人は3分の2だけであることが、調査で分かった。残りの3分の1の人々は、主に最も効果の低い朝に1日1回しか歯ブラシを使っていなかった。そのうえ今回の調査では、2%がまったく歯磨きをしないと回答した。
 
かすかな希望はある。回答者の8%は1日3回以上歯磨きをすると答えた。しかし、この数字は口腔衛生に対する国の姿勢に関して、厄介な疑問を投げかけている。NHS発行のガイドラインでは、歯磨きは就寝前と日中の2回、少なくとも2分間かけて行うように呼びかけている。
 
さらに、大多数のイギリス人がフロスを使っていないらしく、この歯間清掃器具を日常的に使用していると回答したのは、全調査対象者の3分の1のみであった。
 
男性は特に、歯磨きに熱心ではないようで、3人に1人が1日1回しか歯磨きをしないと報告した。しかし、2回目の歯磨きをいつも抜かしていると回答した人はわずか26%であり、女性のほうが口腔衛生習慣は僅かに良かった。

口腔内カンジダ症の背景にある機序を発見

▲ 1日1回歯磨きをする男性は、3人に1人だけである。

この調査は、イギリスの市場調査会社であるYouGov UKのために実施されており、英国全体から2,000名以上の成人が参加し、あらゆる年齢群および社会的階層が反映されている。C2群、D群、E群の人々(熟練、半熟練および非熟練の肉体労働者、英国の年金受給者、臨時雇用者および最低グレードの労働者、国からの給付金だけの失業者)は、中流所得層よりも歯磨き回数が少なく、年齢25~54歳の人はその他年齢群よりも口腔衛生習慣に関心が低いようであった。

by Dental Tribune International