タケダ歯科盛岡インプラントクリニック医院HP

岩手県盛岡市上田1-3-10 イースタンキャッスル1階

当院のインプラント治療

インプラント治療では、患者様の状態により必要になる項目が増減します。
当院では患者様の状態を把握し、その上で、インプラント治療に必要な項目をしっかりご提案できるように努めています。
治療のメリット、デメリットも含め患者様にはご理解いただいたうえで、失った歯をインプラントで補い、また噛める状態を取り戻してほしいと思っています。

インプラント治療を行うための治療計画

当院のインプラント治療では、3Dシミュレーションソフトを使用して、治療計画から埋め入れまでのインプラント治療をサポートするシステムを導入しています。
このシステムを使うことで、事前に治療のシミュレーションを行うことができ、その結果、低侵襲で患者様のお身体への負担が軽減されたインプラント治療を行うことができます。

All-on-4

すでに総入れ歯を使用されている場合など、All-on-4というインプラント治療の方法があります。
これは、最低4本のインプラントで片顎分すべての人工歯を支えることができる方法です。
もし、失った歯をすべて1本ずつインプラントで補う場合、8～14本のインプラントが必要となり、手術に伴う時間や身体の負担も大きくなります。

All-on-4で治療を行う場合は、奥のほうに埋め込むインプラントを骨のある部分へ斜めに埋め込み、力を広く均等に配分することにより、最少4本のインプラントですべての人工の歯を支えることができるようになります。
また、インプラント手術当日に仮歯を装着できますので、1日でお口の機能を回復できます。

CGF再生療法とは

人の体は通常、怪我で血管に傷がつき血が出ると、血液中の血小板が集まって血管の穴を埋めるために、血液を固める成分(凝固因子)が放出され、フィブリンという物質が作られ、傷の治りを促進させます。

CGF(Concentrated Growth Factors)とは、専用の遠心分離器で患者様ご自身の血液を遠心分離して生成したフィブリンと傷の治癒や組織の再生に有効な血小板や成長因子を濃縮したゲル状の塊です。
遠心分離器の回転数を精密にコントロールして遠心分離することで、血を固めようとする血液の成分(凝固因子)が刺激されて、ご自身の血液のみから作られる完全自己血液由来のフィブリンゲルとなります。

インプラント治療では、骨が足りない場所にCGFを填入したり、膜状にして骨を覆って骨の再生・治癒を促進したりするのに使用します。
CGFは添加物を入れずに、ご自身の血液のみで生成できるので、従来の骨移植で懸念されていたアレルギーや感染のリスクが軽減し、より安全に配慮した患者様の身体への負担を軽減した治療が期待できます。

この治療法は、再生医療安全確保法に基づき厚生労働省の認可を受けた医療機関で対応可能な治療となります。

インプラント治療の流れ

CTによる撮影

CT撮影(断層撮影)を活用するとこで、患者様の身体を輪切りの状態で撮影し確認することができるようになります。
断層画像からは顎の骨の状態、深さ、厚さ、位置などを精密に確認することができるので、インプラント治療での安全性に配慮し、より良い結果に導くことができるようにするのには大切な工程となります。
インプラント治療計画システムによる診断

インプラント治療を適切に行うためには、顎の骨の状態を詳しく調べることが必要です。
撮影したCTの画像をもとに、インプラント治療計画システムを使用し、計画的なインプラント治療を行います。
カウンセリング/治療計画の説明

診断結果をもとに、コンピュータを使って画面を見ながら患者様一人ひとりの治療法や、治療にかかる費用などを説明します。
治療に関しては、患者様にも現在の状態や治療計画をよく理解していただき、治療を進めていただくようにしています。
そのためにも、何かわからないことがある場合は遠慮なくお聞きいただければと思います。
インプラント埋入手術

当院では、患者様の症状に合わせて、インプラント手術については、1回法か2回法のどちらで行うかを判断します。
2回法の場合は、複雑な処置を併用する場合に行っており、2～3ヶ月程度経過したところでインプラントの一部を歯肉の上に出す手術が必要になります。
治癒期間

手術後は、インプラントと顎の骨がしっかりくっつくまで、約3ヶ月程度の治癒期間が必要になります。
この間は、仮歯を使用出来ますので、歯が無いという心配はありません。
型取り

インプラントと顎の骨がしっかりくっつきましたら、インプラント部の型取りをします。
型をとったものを元に、インプラントに合わせた上部構造を作製し取り付けます。
上部構造装着

上部構造を装着し、インプラント治療は終了です。
治療後は、装着したインプラントを長期間良好な状態に保つために、定期的な検診が必要です。
また、ご自宅でのホームケアにも心掛けていただき、患者様には長くインプラントを使っていただければと思っています。