ミックさんの相談

カテゴリ:アフターケア

再度ご相談お願い致します。

2年前にインプラントにして今は調子が良いです。3ヶ月毎にクリーニングに通っていますが、インプラントを外してのクリーニングはした事がありません。
インプラント以外の治療は他の歯医者さんで診てもらっています。そこの歯医者さんでインプラント外さないでクリーニングするの?と聞かれました。
私も疑問には思っていた所なので、質問致します。
クリーニング時にインプラントを外しての方が良いのか、外さずにフロス等によるクリーニングだけで良いのか教えて下さい。
付けたり外したりはしない方が良いのでしょうか?

こんにちは

ご存じのとおり
インプラントも工業製品ですので
頻繁にネジを緩めたり 締めたりずるのは
ダメージにつながりますので
避けたほうがいいです

検診時にアバットメント 及び冠を外すことなく
他の天然歯と同様に清掃し
目視で 粘膜に炎症がないかチェックすることが
必要十分な検診です

3年おきぐらいに レントゲン審査はしたほうがいいと思います

医療法人社団 コイケ歯科医院

小池 健夫
  • ミック(40歳 女性 会社員 )
  • 2016年08月05日20時37分
ご丁寧にご回答ありがとうございました。
今の考えでは外さないことが主流だと思います。外すことは機械的には元に戻りますが、歯肉の接合といった生物学的には元にもどりません。よって外さない方がよいでしょう。
「以前下記質問させていただきましたが未だお返事を頂けません。そんなに難しい質問なのでしょうか?
今一度お願い致します。」

ミックさんの質問は,大変良い質問だと思います。

顎骨は複雑な形状をしているため,インプラントを平行に埋入することは困難で,3本以上のインプラントを平行に埋め込むことはほぼ不可能といえます。

このため,両側にまたがるフルアーチの大きな上部構造や,意図的に傾斜埋入された上部構造は,アバットメントと呼ばれる角度補正のための中間構造体を介在した,スクリュー固定の上部構造になります。

このように,(1)複数歯の上部構造で,(2)スクリュー固定,(3)アバットメントが介在している場合は,ブリッジを外して洗浄したほうがいいと思います。

アバットメントとブリッジの接続面は,歯肉と同じか少し歯冠側になるように設定されています。
このため,マイクロギャップといわれる細菌の侵入の可能性のある接続面は無視できることが,外して洗浄できる理由です。

なお,ここでのアバットメントは,セメント固定用のアバットメントとは異なります。
複数のインプラントにスクリュー固定の上部構造を連結する場合に使用する,角度を補正するために連結するアバットメントのことです。

各社により,アバットメントの名称が異なります。ノーベルバイオケア社はマルチユニットアバットメント,ストローマン社はマルチベースアバットメントまたはスクリューリテインアバットメント(SRA),バイオメット3i社はロープロファイルアバットメント(LPA)という名称で呼ばれています。マルチベースアバットメントを除き,各社のアバットメントには互換性があります。


一方,セメント固定の上部構造や,スクリュー固定でも,アバットメントを介さないインプラントレベルの上部構造の場合は,上部構造を外すことが大変困難であったり,上部構造を外すことにより歯肉が変形し,歯肉の退縮を引き起こします。
このため,問題が起きた場合に限り,上部構造を除去して点検します。

ミックさんのインプラントがどのような構造になっているのかを知れば,メンテナンスの方法もわかると思います。
インプラントのかぶせにはセメント固定タイプと、ネジ固定タイプがあります。
前者では外してのクリーニングはできません。(仮着のセメントを用いれば可能ですが)
また、後者ネジ固定では外してクリーニングができます。

この流行りは行ったり来たりして、今は若干ネジ固定が流行ってるかもしれません。(ただしネジ固定はセラミックの中央部にネジを締めたりするための穴が空いていたり(当然蓋はしますが)このことによりセラミック破折の原因にもなったりします。ネジは緩めたり、締めたりすると消耗品であり、ネジ1個五千円以上したりするので、外さない方針も頷けます。個人的にはしっかり磨けていればどちらも問題ないと思います。

それらの理由で20年前はネジ固定、10年前はセメント固定、最近はネジ固定と、流行という感じですかね。でも、どちらのインプラントもしっかり清掃できれば予後は良好です。タフトブラシや歯間ブラシをきちんと使い分けてしっかり磨いてくださいね。

一長一短、ありますが個人的な意見としては、そのような意見の相違が出てしまうので、インプラントを含めたメンテナンスは一つのかかりつけ病院(できればインプラントを行った病院)で全部見てもらった方がよいかとおもいます。
ご相談にお答えします。インプラン本体は顎骨と結合してますので取り外しできません。インプラント本体には補綴物(冠)が被せてありますが、セメントで固定されて取り外せない方法と、ネジで固定されて取り外せる方法の二種類あります。文面からは補綴方法がわかりません。また、ネジ固定の場合でもメーカーによってネジの規格が異なるため誰でも簡単に取り外せるものでもありません。インプラントを受られた先生にご相談されてみてはいかがでしょうか。
ミックさま
ご質問ありがとうございます。あいおい歯科 古野です。
前回ご質問に答えれていなかったようで誠に申し訳ありません。お詫び申し上げます。
さて、インプラントのクリーニングに関するご質問ですね。
最近のインプラント治療では歯肉縁下(歯茎の溝の中)の自浄作用にも配慮した構造になっていますので、当医院では基本的なメインテナンスは人工歯(インプラントの上についている歯)は外さずに、天然歯と同じクリーニングをさせていただいています。また、歯肉内に接することとなる人工歯の材料も歯肉と幾分か結合するような素材を使用しています。人工歯を外すということは結合したものを引き剥がすことになりますので、何か問題、トラブルでもない限り人工歯をはずしてクリーニングということはいたしません。(ただ歯科医によって意見が異なることがあります)
ご自身での日々の管理も歯周炎を防止できるようなブラッシング、フロス、もしくは歯間ブラシが行えていれば問題ないと考えています。ただ、定期的な検診で異常が無いかどうか、正しいブラッシングができているかどうかは確認していく必要があります。
お答えになっていますでしょうか?
答えが不十分であったり他のご質問等ございましたらご遠慮なくお問い合わせください。
では、失礼いたします。
  • ミック(40歳 女性 会社員 )
  • 2016年08月05日20時34分
ご丁寧にご回答していただき、ありがとうございました。
3ヶ月に一度はクリーニングに行き、磨き方等指導していただいております。
このまま人工歯を無闇に外したりしない方が良いのですね。
私のインプラントは人工歯とネジで止めるタイプです。ネジ穴がありそこを埋めてある所とない所があります。埋めてある方が私としては良いのですが、どちらが良いのでしょうか?



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