松さんの相談

カテゴリ:他の治療との比較

インプラントにしても大丈夫ですか

差し歯の根元が割れて抜きました。ブリッジを進められましたが、両サイドの歯に負担をかけたくないのでインプラントにしたいのですが、少し怖くもあります。
インプラント治療とはどうゆうものか教えてください。費用も知りたいです。

しっかりした診断と、高い技術のうえにインプラントを施せば、両隣を削ってブリッジにするよりも、確実に長持ちすることは、世界の常識となっております。
歯を単独で再現するには、骨に「人工の根っこ」をたてる必要があります。骨にそのネジがぴったり収まる穴を形成し、チタンのネジを埋め込みます。
部位によりますが、直径3〜5mmくらい、長さ1cmほどの小さいネジです。1〜3ヶ月で周囲の骨ががっちりと固まって、ねじを支えてくれますので、「歯」の部分を取り付けて終了です。
骨の量、質により、手術方法や治癒期間が変わります。
費用も同じく、状況により幅があります。
およそ30万強〜60万と、お考えください。
しっかりとした知識と経験のある歯科医に、しっかりと診断してもらってください。
差し歯の根元が割れることは臨床でよくあるケースです。

ブリッジの欠点は両サイドの歯を削らないといけないこと、
装着後の清掃が難しく、虫歯や歯周病になりやすいことなど負担をかけさせる欠点があります。

現在のインプラントは単独で植立できて、両サイドの歯には負担をかけさせませんが、手術を必要とし費用も高額となります(30万円〜40万円)。
局所的には、インプラントを埋入する骨の幅、深さがあるか、しっかりとした歯肉があるかなどの条件が必要で、ない場合は骨造成(5万円〜20万円)、付着歯肉の移植が必要です。
全身的には、喫煙、コントロールの悪い糖尿病、ステロイド剤を内服している疾患、長期にわたり骨粗鬆症の治療薬(BP剤等)を注射ないし内服している場合、癌による放射線治療をしたことがあるなどの既往歴があるとインプラント治療が困難となります。

局所や全身に問題がない方は、本人が思っているよりも楽な手術となるケースが多いです。
術前、術後を含めて長期にインプラントを使っていただくためには定期的な歯科健診とクリーニング、毎日のブラッシング、正しい食生活習慣は必要不可決です。

歯科医院で、歯科用CTの検査を含めてご相談されるとよいでしょう。

ご相談ありがとうございました。

インプラントとは、歯が保存不可能になった場合、あるいは歯が欠損している部位に、チタンなどのネジ状の金属を骨内に埋め込み、一定の治癒期間の後、その上部に人工歯をセメントやネジ止めで歯を固定する方法です。
患者様の全身状態によっては困難な場合もありますので
主治医の先生とよく相談されて決断するようにしてください。





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