インプラント手術を受ける前の準備と体調管理

インプラント手術を受ける際に気を付けておくべきことは何でしょう?術前後、当日準備していくことなど事前に気になる点を解消しましょう。

更新日:2019/09/30

■目次

  1. インプラント手術前の過ごし方
  2. 服装や化粧について
  3. 常備薬

インプラント手術前の過ごし方

手術を受けるまでの準備
インプラント手術を受ける日は、風邪などを引いたりしないよう、体調を整えて迎えましょう。

もし風邪を引いてしまっても、鼻水や軽い咳程度ならば手術を受けることができますが、発熱している場合、手術を延期せざるを得ません。
軽い症状の場合でも手術後の直りが遅くなる場合もあるので、必ず体調不良は歯医者さんに伝え、良く相談してから手術に臨みましょう。

特別な指示が無い場合は、食事は普通にとっても問題ないと思います。
もし、薬を飲むよう言われている方は、忘れないように気をつけましょう。

これをしたらいけない、というような大きな制約はありませんが、気になることなどある場合はあらかじめ聞いておくのが安心です。

食後には必ず歯ブラシをしましょう。いつもよりも特に念入りに行ってください。

手術時は完全に滅菌しますが、このとき歯が歯垢だらけですと、手術の傷口から細菌が入り込み感染症を引き起こすことがあります。
細菌は私たちの目には見えません。だからこそ油断してしまいがちです。

自分で取り除ける不安は、積極的になくして手術を待ちましょう。
手術の時、これはどうするの?

服装や化粧について

簡単な手術とはいえ、必ず出血はあります。勿論、手術用の衣服やエプロンはありますが、万が一汚れることもありますので、汚れて困る服装は選ばない方が良いでしょう。
また、締め付けのきつすぎる服などよりも、リラックスできる楽なもののほうが良いと思います。

仕事等の合間に手術を受ける場合は、多少手間にはなりますが、着替えを用意するか、上に着るものを一応準備していくと安心でしょう。


また、化粧についてですが、消毒を行うのでしない方が賢明でしょう。医院によっては広い範囲で顔面消毒をしますし、これもやはり感染症の原因にならないとは限りません。

すっぴんはどうしても嫌!という場合はとりあえず歯医者さんで相談してみましょう。先生によっては医院でメイクを落とす、眉毛を書くだけなど、妥協案をだしてくれるところもあるでしょう。

出来れば帽子などを被り、最低限の格好で行くのが楽で便利かな、と思います。

常備薬

事前に、出来るだけ治療を始める前に、飲んでいる薬や持病について歯医者さんと話をしておきましょう。薬の中には、手術中など一時的に中断しなくてはいけないものもあります。
たとえば、血の流れを良くするための動脈硬化などの薬は、手術中に血が止まりにくくしてしまうことがあるため、充分に注意する必要があります。

その他にも糖尿病の薬をはじめ、経口避妊薬など服用に注意した方が良いものもありますので、必ず事前に歯医者さんで相談しましょう。

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。