インプラントで入れ歯を固定!重度の歯周病の治療例

インプラント総合サイトです。歯科インプラントに関する治療説明『インプラントで入れ歯を固定!重度の歯周病の治療例』についてご紹介します。歯を失ってお困りの方、入れ歯・ブリッジが合わない方は是非ご覧下さい。

更新日:2019/10/04

■目次

  1. 入れ歯を利用して噛み心地を改善したインプラント治療の症例
  2. Case 重度の歯周病で歯がグラグラの状態
  3. STEP1 抜歯
  4. STEP2 手術のシミュレーションとドリルガイドの作製
  5. STEP3 インプラントを埋め込む
  6. STEP4 入れ歯を固定する土台をセットする
  7. STEP5 インプラントに入れ歯をセットする

入れ歯を利用して噛み心地を改善したインプラント治療の症例

Case 重度の歯周病で歯がグラグラの状態

重度の歯周病歯石が多量に付着しており、上の左の奥歯と下の右の奥歯をすでに失っていました。残っている歯は全てグラグラの状態で、残念ながら抜歯することになりました。
失った歯の治療は、上あごを総入れ歯、下あごは4本のインプラントで入れ歯を固定する治療を行うことにしました。

STEP1 抜歯

まずは全ての歯を抜歯します。

抜歯後は、仮の入れ歯を使用して、歯茎と骨が治癒するまで待ちます。

STEP2 手術のシミュレーションとドリルガイドの作製

CTであごの骨の状態を撮影し、その精密なデータを元にコンピュータ上でインプラントを埋め込む位置を決定します。
また、的確にインプラントを埋め込むためのインプラント用のドリルガイド(手術用テンプレート)も作製します。

STEP3 インプラントを埋め込む

ドリルガイドを用いて、下あごに4本のインプラントを平行に埋め込みます。
平行にすることで、入れ歯をより安定させることができます。

STEP4 入れ歯を固定する土台をセットする

インプラントが骨と結合したあとに、インプラント体に入れ歯と固定するための土台(アバットメント)をセットします。このとき、4つのアバットメントが平行になる様にします。
次に、このアバットメントのヘッド部分に、入れ歯の内側とぴったりと固定するためのキャップ(ゴールドキャップ)を取り付けます。

STEP5 インプラントに入れ歯をセットする

そして、入れ歯の内側にもアバットメントとぴったりと合うゴールドキャップを取り付けます。
これによって、茶筒のように入れ歯とアバットメントが固定され、必要な時以外は外れなくなります。
一般的に、下あごの入れ歯が安定すると上あごの入れ歯も安定します。
上下が総入れ歯の方でも、このように下あごに4本のインプラントを使うだけで、非常に安定した噛み合わせと噛み心地を手に入れることができました。

※治療結果は、患者様によって個人差があります。

記事提供

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。