インプラント治療の費用を抑えるために(2) 治療後について

インプラント治療は、治療が完了すれば後は放置していていいというものではありません。インプラント治療後は、毎日のセルフケア(ブラッシング)や、歯科医院で行われる定期的な検診を受けるなどのメインテナンスをきちんと行い、治療終了後の状態を保つことが大切です。メインテナンスを怠り、埋め入れたインプラントが抜けてしまったり、虫歯や歯周病が原因で、さらに別の歯をインプラント治療することになれば、費用の負担が大きくなってしまいます。
ここでは治療後の過ごし方によって、新たに治療費用がかかることがないように、自分自身で注意できるメインテナンスなどについてご紹介していきます。

更新日:2019/09/20

■目次

  1. 毎日のセルフケア(ブラッシング)を行いましょう
  2. インプラント周囲炎
  3. 残っている自分の歯の虫歯や歯周病
  4. 半年に一度の定期検診には必ず行きましょう
  5. まとめ

毎日のセルフケア(ブラッシング)を行いましょう

毎日のセルフケアをしっかり行うことで、下記のような症状を引き起こさないようにします。未然にインプラントの再治療や、新たにインプラント治療を行う事態になることを防ぐことにつながりますので、担当の歯科医師や歯科衛生士からアドバイスを受け、日頃から丁寧なブラッシングを心がけましょう。


>>インプラントを長持ちさせるためのセルフケア

インプラント周囲炎

インプラントはチタンを使った人工歯根ですので、虫歯の心配は要りません。しかし、歯周病と似た症状のインプラント周囲炎になる恐れがあります。インプラント周囲炎は痛みなどの自覚症状がでにくく、腫れやぐらつきを感じた時には、インプラントを支える顎の骨がすでに痩せている(吸収している)ことが多くあります。

残っている自分の歯の虫歯や歯周病

自分の歯(天然歯)が残っている方は、新たに虫歯や歯周病などで自分の歯を失うことがないように注意しましょう。虫歯や歯周病の原因は、磨き残しによるものです。お口の状態に合わせた歯ブラシなどの清掃道具を使うことや、磨き癖を改善するだけで、磨き残しが少なくなることもあります。

半年に一度の定期検診には必ず行きましょう

治療終了後は、歯科で定期的な検診を受けることが必要です。噛み合わせは一定に保たれるものではないので、噛み合わせのチェックやレントゲンによる診査をした結果、必要があれば調整をしなければなりません。噛み合わせがずれているのに、確認を怠っていると、インプラントに負担がかかりすぎて、ネジ部分や人工歯(被せ物)が破折する場合があります。この場合、部品交換や修理などの新たな費用がかかることも考えられますので、定期検診には必ず行きましょう。
なお、歯科でのメインテナンスの回数は、お口やお身体の状態によって異なりますが、半年に一度くらいでしょう。歯科でメインテナンスを30分~1時間した場合の費用の相場は、3,000~10,000円です。

歯科医院で行うメインテナンスとは?



【インプラントの保証制度】
インプラントに問題が起きた際に、再修復・再手術の費用を、医院または医院と提携している保証会社が負担を約束する『保証制度』を設ける歯科があります。保証内容に関しては、治療を受けた歯科によって異なりますので、きちんと内容の確認をしておきましょう。

まとめ

このように、きちんとメインテナンスを続けることで、インプラントを長持ちさせ、最初にかかった費用以上に負担がかからないようにしましょう。お口の中に違和感があれば、歯科へ速やかに連絡をして、早めに受診されることをお勧めします。

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記事カテゴリ

①治療前にチェックしたい!インプラントの基礎知識

②安心してインプラント治療を進めるために

③インプラントとお金に関すること

④いろいろなインプラントの治療法

⑤インプラントの種類について

⑥インプラントと骨の関係性

⑧インプラントを長持ちさせるためのケア・メンテナンス

⑨インプラント治療に関わる専門家

記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。