この治療って保険診療?自由(保険外)診療?

保険診療と自由(保険外)診療

歯科医院で治療を受けたい

歯科医院・病院で歯の治療をするときは、保険診療と自由(保険外)診療の2つに分けられます。実際に自分が受ける治療は保険が適用されるのでしょうか。

そもそも保険診療って何?
>>保険診療と自由(保険外診療)についてはこちら

この治療って保険診療?自由(保険外)診療?

下記に主な歯科治療の中で、保険が適用できる治療と自由診療になる治療をまとめました。どちらの治療が適しているかについては、お口の状態患者様の価値観経済状態によって異なります。歯科医師による診査と診断を受け、よく相談しましょう。

治療例
保険診療例
自由(保険外)診療例
歯の神経を取らない場合の治療
つめもの1※
(虫歯や欠けた部分が小さい)
コンポジットレジン ・セラミック
つめもの2※
(虫歯や欠けた部分が大きい)
銀歯(インレー) ・セラミックインレー
・ゴールドインレー
歯の神経を取った場合の治療

前歯(6本分)の被せ物・差し歯

硬質レジン前装クラウン
硬質レジンジャケットクラウン
オールセラミッククラウン
ハイブリッドセラミッククラウン
メタルボンド
・ジルコニアセラミッククラウン
奥歯(臼歯部)の被せ物・差し歯 ・銀歯
・硬質レジンジャケットクラウン
(小臼歯のみ)
・オールセラミッククラウン
・ハイブリッドセラミッククラウン
・メタルボンド
ゴールドクラウン
ジルコニアセラミッククラウン
歯を失った場合の治療
ブリッジ ・硬質レジン前装クラウン
・銀歯
(歯が無い場所や本数によって治療部位に制限がある)
・オールセラミッククラウン
・ハイブリッドセラミッククラウン
・メタルボンド
・ゴールドクラウン
ジルコニアセラミッククラウン
入れ歯 ・すべてプラスチック素材からなるもの
(部分入れ歯の場合、
支えるための止め具(クラスプ)は
銀色になる)
・金属床義歯
・マグネット義歯
ノンクラスプデンチャー
※つめもの1について
虫歯や欠けた部分が小さい場合、削った部分に歯と同じ色合いの素材を詰めて、表面を磨いて形を整える方法。治療回数は約1回。
※つめもの2について
虫歯や欠けた部分が大きい場合、削って歯型を取り、歯型から詰め物を作製する。詰め物を装着し、噛み合わせの調整をするため、治療回数は約2回。
主な治療で使用される材料
▲ 主な治療で使用される材料

歯科治療で使われる材料の特徴

■コンポジットレジン
素材 : プラスチック

メリット
  • 歯と同じ色合いが再現できる
  • 費用の自己負担額が少ない

  • デメリット
  • 食べ物の色素やプラークが付きやすい
  • 割れることがある
  • ■銀歯(インレー)
    素材 : 主に金銀パラジウム合金

    メリット
  • 強く力がかかる部分に使用しても、強度があるため割れにくい
  • 費用の自己負担額が少ない

  • デメリット
  • 時間が経つと銀歯が腐食しやすく、そこから再び虫歯になるおそれがある
  • 歯ぐきに変色が見られることがある
  • ■硬質レジン前装クラウン
    素材 : 主に金銀パラジウム合金で被せ物を作り、歯の表面にプラスチックを貼り付けたもの。

    メリット
  • 歯と同じ色合いが再現できる
  • 費用の自己負担額が少ない

  • デメリット
  • プラスチック部分に、食べ物の色素やプラークが付きやすい
  • 割れたり・欠けたりすることがある
  • 歯ぐきに変色が見られることがある
  • ■硬質レジンジャケットクラウン
    素材 : すべてプラスチックでできている被せ物

    メリット
  • 歯と同じ色合いが再現できる
  • 金属アレルギーの方も使用できる
  • 費用の自己負担額が少ない

  • デメリット
  • 食べ物の色素やプラークが付きやすい
  • 強度がないため、割れる可能性が高い
  • ■ゴールドクラウン
    素材 : 金合金(金を主成分として複数の金属を混ぜたもの)

    メリット
  • 自分の歯と近い硬さのため、適度なすり減りがあり歯に馴染みやすい
  • 金属が腐食することがない

  • デメリット
  • 金合金なので見た目が悪い
  • 費用の負担が大きい
  • ■オールセラミッククラウン
    素材 : 陶材(セラミック=ポーセレン)の被せ物。金属は一切使わない。

    メリット
  • 変色することがほとんどない
  • 金属アレルギーの方も使用できる
  • 艶があり、自分の歯のような色調を最も再現することができる

  • デメリット
  • 素材が硬いため、割れる可能性が高い
  • 費用の負担が大きい
  • ■ハイブリッドセラミッククラウン
    素材 : 陶材(セラミック=ポーセレン)とプラスチックを混ぜた被せ物。金属は一切使わない。

    メリット
  • 変色しにくい
  • 金属アレルギーの方も使用できる
  • 自分の歯のような色調が再現できる
  • オールセラミックより柔らかさがある

  • デメリット
  • 経年的に、艶がなくなる
  • 割れる可能性がある
  • 費用の負担が大きい
  • ■メタルボンド
    素材 : 歯の表面部分に陶材(セラミック=ポーセレン)を焼き付けた金属の被せ物。金属を使用しているので、透明感や色調はオールセラミッククラウンより劣る。

    メリット
  • 変色することがほとんどない
  • 自分の歯のような色調が再現できる
  • 金属を使っているので強度がある

  • デメリット
  • 歯ぐきに変色が見られることがある
  • 費用の負担が大きい
  • ■ジルコニアセラミッククラウン
    素材 : 歯の表面部分に陶材(セラミック=ポーセレン)を焼き付けたジルコニア(人工ダイヤモンド)の被せ物。金属は一切使わない。

    メリット
  • 変色することがほとんどない
  • 金属アレルギーの方も使用できる
  • 艶があり、自分の歯のような色調が再現できる
  • 強度があるため割れる可能性が低い

  • デメリット
  • 費用の負担が大きい
  • ■ノンクラスプデンチャー
    素材 : ナイロン製で、チタンやコバルトクロムを使った金属床義歯や銀色の止め具(クラスプ)がない

    メリット
  • 金属のクラスプを使わないので、見た目や機能性を追及できる
  • 薄くて軽いので、違和感が少ない

  • デメリット
  • 費用の負担が大きい