【インプラント・部分入れ歯】歯を1本失った場合の費用を徹底比較!

インプラント治療にかかる費用と部分入れ歯治療にかかる費用を比較しました。詳しい内容を知りたい方は、参考になさってください。部分入れ歯は歯を1本失った場合の保険治療3割負担の費用例とインプラント治療は自由(保険外)診療の費用例をまとめました。総額だけでは分からない内訳が分かります。

更新日:2021/12/02

【インプラント・部分入れ歯】歯を1本失った場合の費用を徹底比較!

■目次

  1. 歯を1本失った場合の治療費用
  2. インプラント治療の場合
  3. 歯を1本失った場合のインプラント治療の費用例
  4. 治療後にかかる費用 ― メインテナンス費用
  5. 部分入れ歯治療の場合
  6. 歯を1本失った場合の部分入れ歯治療の費用例(保険治療3割負担の場合)
  7. 治療後にかかる費用 ― 調整費用
  8. 記事監修

歯を1本失った場合の治療費用

歯を1本失った場合の治療費用

失った歯の治療には、インプラントブリッジ、部分入れ歯の三つの選択肢があります。ここでは、歯を1本失った際に、インプラント治療を行った場合にかかる費用と、部分入れ歯で治療を行った場合にかかる費用を比較してみましょう。
治療を選択する際の参考にしてみてください。

インプラント治療の場合

インプラント治療の場合

インプラント治療は、歯を失った部分に人工歯根(チタン)を埋め入れる外科手術を伴う治療方法です。健康保険適応外のため、全額自己負担(自由診療)で治療を受けることになりますので、費用が高額となりますが、周囲の歯に負担をかけることなく、歯本来の機能や見た目を取り戻すことができる治療法です。
治療期間は、約3~6ヶ月間です。(骨の状態によって、治療期間は異なります。)

歯を1本失った場合のインプラント治療の費用例

術前検査・診断料:15,000~50,000円
内訳:お口の状態の診査・レントゲン撮影・歯形の模型作製・お口の写真撮影・診断料

インプラント手術費用:100,000~350,000円
内訳:インプラント・アバットメント・服用薬・技術料・その他設備、機器使用代

補綴(人工歯)費用:100,000~150,000円
内訳:人工歯・連結するネジ代、または接着するセメント代

費用総額相場
400,000~500,000円

治療後にかかる費用 ― メインテナンス費用

メインテナンス費用

治療後は、お口のトラブルを未然に防ぐために、お口の状態の確認や歯のクリーニングなどの定期的なメインテナンスが必要となります。事前に、メインテナンスにかかる費用と通院回数について確認しておきましょう。お口全体のメインテナンスを30分~1時間とした場合の費用の相場は、3,000~10,000円です。

>>歯科医院で行うメインテナンスとは?

部分入れ歯治療の場合

部分入れ歯治療の場合

自分自身で着脱可能な部分入れ歯(バネ付きの人工歯)を入れて、抜けた1本分の歯を補う治療方法です。健康保険で治療ができるため、費用を抑えることができます。しかし、部分入れ歯は、バネをかける歯へ負担がかかることや、経年的に顎の骨がやせてしまう(吸収する)ことなどの問題があります。
保険制度上の関係、入れ歯が仕上がるには1ヶ月ほどかかりますが、保険適用外で作る入れ歯であれば、保険制度の制約がないため、仕上がりまでの期間を短縮することができます。場合によっては、数日で作成が可能な歯科医院もあるようです。

>>入れ歯の治療をお考えの方へ「入れ歯生活」

歯を1本失った場合の部分入れ歯治療の費用例(保険治療3割負担の場合)

術前検査・診断料:2,500~3,500円
内訳:お口の状態の診査、レントゲン撮影、お口の写真撮影、診断料

補綴(人工歯)費用:6,000~7,000円
内訳:歯型取り、噛み合わせの型取り、部分入れ歯代

費用総額相場:8,500~10,500円

なお、見た目や使用感を求める場合は、保険診療は適用されず、自由(保険外)診療となります。費用は歯科によって異なりますが、上記の費用の10~12倍ほどでしょう。

治療後にかかる費用 ― 調整費用

治療後は、バネの緩みや噛み合わせなどの調整が必要です。部分入れ歯の調整費用(保険診療)は、300~1,000円です。なお、部分入れ歯をしているうちに、バネ部分の劣化や、人工歯のすり減りや、顎の形と合わなくなることがあります。その際は、作り替えが必要となります。

記事監修

記事監修:古川雄亮

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。