インプラント治療って本当に大丈夫?

歯医者さんへ相談に行く前に。

相談に行けない

インプラント治療を受けてみたいけど、なんだか怖い。そう思ってなかなか歯医者さんへ相談に行けない方はいらっしゃいませんか?ここで事前に、インプラント治療を受ける際の注意すべきポイントを把握しておきましょう。不安が少しでも取り除けたら、早速歯医者さんへ相談に行きましょう!

インプラント治療、ここが不安…。

外科手術ってどんなもの?

今まで手術なんて受けたことがないという人はたくさんいると思います。
しかし、インプラント治療ではインプラントを骨に埋め込むために外科的な手術が必要となります。とはいっても、通常虫歯の治療に使用するものと同じ局部麻酔を使用して手術を行いますので、そんなに大げさなものではありませんし、ほんとんどの方が痛みを感じることはありません。

痛みがある場合には、少し麻酔の量を増やして和らげることもあります。インプラントを埋め込む手術は治療部位やインプラントの本数にもよりますが、通常の場合1時間ほどで終わりますので、入院の必要もなく、翌日から普通の生活を送ることができます。大規模な手術の場合は2〜3日腫れや痛みがある場合もありますが、処方される鎮痛剤で緩和される程度の痛みです。

局部麻酔だと意識がはっきりしているからやはり怖いという方には、眠ったかのような状態で、ほぼ無意識のうちに手術を受けられる静脈内鎮静法という方法を選択することができます。


外科手術でのリスク
希に起こるリスクの一つとして挙げられるのが、手術をした際に唇に感じるしびれです。インプラントを埋め入れた際に下歯槽神経(下の顎の歯の神経、歯の周囲を取り巻く膜に分布する神経)を傷つけてしまった場合に起こるものです。この場合、原因となったインプラントを取り除き、6ヶ月〜長期にわたって経過観察が必要になります。 インプラント治療の成功率は約96〜98%といわれていますので、このようなリスクを避けるためにも先生とのカウンセリングと術前の検査から作成される治療計画がとても重要になります。しっかり確認をしましょう。

費用が高い(保険が適用されない)って聞くけど、実際どのくらいなの?

費用が高い

費用に関しては、インプラントを埋め込む本数や場所、埋め込む方法、インプラントの質によって大きく変わります。基本的に下記の(1)〜(3)の費用が必ずかかります。保険診療ではなく自由診療(自費診療)のため、保険は適用されませんのでご注意ください。

1.検査診断費用【無料〜3万円】
お口全体のクリーニング/虫歯の検査/歯周病(歯槽膿漏)の検査 /模型による咬み合わせ検査/口腔内の写真による検査/レントゲンCT検査
※検査内容は医院によって様々です。  

2.インプラント本体【1本:10〜20万円】
インプラントを埋め込む場所の状態によって、使用するインプラントも変わってきます。

3.最後にかぶせる人工の歯【1個:10〜15万円】
より天然の歯に近い材質のものほど費用がかかります。

4.顎の骨の薄い人【3万円〜20万円】
インプラントを埋め込むところの骨が薄い人が行う手術です。

※その他医院によってかかる費用は様々です。総額で判断するのではなく、どういった内容でそれぞれどこにいくらかかっているのかを必ず確認しましょう。

医療費控除を活用しよう!・・・一部お金が戻ってきます。
インプラント治療をされたご自身、またご家族の支払った医療費の合計が、年間10万円以上の場合、税金の一部が戻ってくる制度があります。インプラント治療はとても高額になることが多いので、少し手間ではありますが、活用すべき制度といえるでしょう。下記の式のとおり算出され、上限200万円まで戻ってきます。お支払いになった翌年の3月15日までに、確定申告書・医療費の支出を証明する書類(領収書)・源泉徴収票(給与所得がある方)を持ってお近くの税務署へ提出してください。
「控除額」=年間の医療費(通院時の交通費も含む)の合計額 - 受け取った保険金(生命保険に加入されている場合) - 年間の所得額の5%もしくは、10万円(どちらか少ない額)
→詳しくは国税庁ホームページへ

体への影響はないの?

インプラント本体

インプラントはチタン製ですが、とはいえ体内に異物が入ることに変わりはありません。体に何の影響も及ぼさないのか心配ですね。
チタンは人工心臓(人工臓器)や骨折時の固定用プレートとして利用されていることからもわかるように、生体ととてもなじみ易い性質を持っています。チタンが分子レベルで骨とよく似ているため、骨がチタンを異物だと思わずに同じ骨として取り入れていってくれるのです。これにより、チタンによる拒否反応もなく、体に影響が出ることはありません。また、チタンは腐食しませんので安全といわれています。


何年もつの?

ブラッシングが大事

インプラントは材質的に考えると半永久的なものではありますが、その寿命は自分自身のお口の手入れの仕方によって決まります。治療が終わったからもう大丈夫!という訳にはいきません。長持ちさせるために、お口の中の状態を清潔にし、それを保つようにしましょう。医師の指導に従い、正しいブラッシングを毎日欠かさないことが大切です。また、3ヶ月または半年に一度は定期検診を受け、インプラントの状態を先生に診てもらうようにしましょう。


持病があるけど大丈夫?

禁煙しましょう

重度の内科疾患や心臓病、糖尿病、高血圧、重度の骨粗しょう症を抱えている方、顎の骨が極めて少ない方などはインプラントを埋め入れられても骨に結合しにくいため、治療を受けられない場合があります。また、喫煙されている方も、骨の結合に影響を与えますので、禁煙することが望ましいです。いろいろなケースがありますので、医師への相談が必要です。


完成までにどのくらいかかるの?

治療期間

通常のインプラント治療の場合、インプラントと骨が結合する治癒期間が、下の顎の場合約3ヶ月、上の顎の場合は約6ヶ月ほどかかります。インプラントを埋め込む骨の厚みを増やす手術を伴う場合にはこれ以上の期間がかかります。


年齢の制限は?

骨が育ってから

発育過程にいるお子様は受けられません。骨の成長が止まる20歳くらいから治療が受けられます。上限は決められていませんが、一般的に70歳くらいまでとされています。高齢者の方でしたら外科的な手術に耐えられるかどうか、医師との相談が必要です。

先生に相談

これが一番大切!

不安なことはまだまだつきませんが、インプラント治療において最も大切なことは、カウンセリングと検査を通して、あなたに最も合った治療計画を提案してくれる先生を見つけることです。そのため、セカンドオピニオンを勧める先生もいらっしゃいます。ご自身でもきちんと理解し判断することができるよう、インプラント治療の知識を徐々に身につけていくこともとても大切です。

さあ、歯医者さんに相談に行く準備は整いましたか?