チタンと骨の結合

なぜインプラントはチタンでできているの?


▲スクリュー型インプラント

インプラントの材料

歯科用インプラントとは人工の歯根を骨の中へ埋め込み、その上へ歯を作る治療を指します。
一世代前のインプラントは、骨貫通タイプ、骨膜下タイプ、骨内ブレードタイプと呼ばれる形のインプラント体が使われており、材料も人工サファイアが使用されたりと様々なタイプが使われていました。
現在ではインプラントの形はスクリュー型、材料は純チタンやチタン合金、チタンの表面に特殊な処理をしたものが主流になっています。このインプラントは、 オッセオインテグレーテッド・インプラント と呼ばれています。


▲ブローネマルク博士

オッセオインテグレーション(骨結合)

現在インプラントの材料として主流であるチタンは、極めて生体親和性の高い材料でもあり、骨と結合するという、珍しい特徴を持っています。
この特徴は、1952年にスウェーデンの科学者ペル・イングヴァール・ブローネマルク教授によって偶然発見されました。それから実験を通してチタンは生体親和性の高い金属であることが証明され、以降はチタン製のインプラントが使われるようになりました。
チタンと骨が直接結合する方式は、骨を表すラテン語のオス(OS)と結合を表す英語のインテグレーション(integration)が組み合わされ、オッセオインテグレーション(osseointegration)と呼ばれています。 このオッセオインテグレーションという言葉が示す通りに、骨とインプラントが強固に結合し一体化することが最大の特徴 です。
インプラントの材質であるチタンは、人体に異物として認識されずに、新しい骨がチタンの周囲に取りついていきます。そして、チタンの表面の細かい部分にまで骨が入り込んでいき、インプラントが取り込まれた状態になります。
ただし、インプラントと骨との結合は、インプラントの表面の状態によって差が生じます。表面が滑らかなインプラントよりも、表面が僅かに粗いタイプのほうが、より強固なオッセオインテグレーションを得られると考えられています。




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