インプラント治療の価格・費用について

インプラント治療は保険が使えない?

治療の必要な歯に対しては自己負担の少ない健康保険が適用されますが、インプラント治療のように、より質の良い仕上がり(見た目や使用感)を求める場合は、全額自己負担で治療を行う「自由(自費)診療」となります。

自由診療では、各歯科医院が独自に決めた方法や、価格・費用での治療となりますので、受診される歯科医院によって治療内容・治療費が異なります。

ここでは、術前検査から術後のメインテナンスまでの価格・費用について、ご紹介致します。


(※平成24年4月より、病気や事故などで広範囲にわたって顎の骨を失ってしまった場合に、国が定めた条件を満たせば、インプラント義歯治療が保険適用されるようになりました。)

手術前の検査の価格・費用について

手術前の検査

インプラント治療を行うにあたり、虫歯や歯周病や咬み合わせなどを肉眼で確認する他、目に見えないお口の中や顎の骨の状態を見るためにパノラマレントゲンCTなどの画像診断を行います。
また、インプラント治療は顎の骨にインプラントを埋め入れる「出血を伴う外科手術」のため、 血が止まりにくくないかなどを調べるための血液検査を行います。

歯科医師は、これらの診断結果・検査結果を元にインプラントを埋め込む位置や本数などを検討し、治療計画を立てます。
受診される歯科医院によって異なりますが、この手術前検査から治療計画を立てるまでにかかる費用は約15,000〜50,000円と言われています。

インプラントシステムの価格・費用について

インプラントシステムの価格・費用
▲ インプラントの構造
(2ピースタイプ)

インプラント治療では、顎の骨に埋め込む「インプラント体(人工歯根)」と、歯の代わりとなる「上部構造(人工歯)」、インプラント体と人工歯を連結する「アバットメント」の3つの部品で構成されており、それぞれに価格が異なります。
インプラント体には、インプラント体とアバットメントをネジで連結する「2ピースタイプ」とインプラント体とアバットメントが一体化している「1ピースタイプ」のものがあります。
「2ピースタイプ」のものは1本あたり50,000〜150,000円、「1ピースタイプ」のものは、2ピースタイプの価格に、20,000〜40,000円を足した額になると言われています。
「2ピースタイプ」で別途必要となるアバットメントの価格については、上記の2ピースタイプのインプラント体の費用に30,000〜50,000円を足した額を参考にすると良いでしょう。
人工歯の価格については、患者様のお口の状態や、患者様自身が望まれる見た目によって使用される材料が違うため、さまざまです。歯科医師による診査と診断を受け、適切な上部構造を選択しましょう。

外科手術の価格・費用について

外科手術の費用

インプラント治療はインプラントを顎の骨に埋め入れるための外科手術を行うため、患者様の身体に雑菌が入らないように、様々な使い捨ての器具を使用したり、環境を整える必要があります。
手術器具の滅菌管理や、消耗品の他、執刀医技術料や手術直前の患者様のお口の清掃費用などで、50,000〜100,000円ほどとなっています。
また、インプラント手術中の不安や緊張を軽減させる鎮静麻酔や、顎の骨が薄い方で骨を増やす手術(サイナスリフトソケットリフト)を必要とされる方は、別途費用が必要となります。

メインテナンスの価格・費用について

メインテナンスの費用

インプラント治療を行った後は、長期的に安定した状態で使い続けるため、定期的なメインテナンスが必要です。健常なお口の状態を保つためには、半年に1度のメインテナンスが有効とされています。メインテナンスでは、お口の状態の確認や、インプラント部位の継時的変化を比較するため、レントゲン撮影などが必要となる場合がありますが、お口全体のメインテナンスを30分〜1時間程度行った場合、3,000〜10,000円の費用がかかるとされています。

インプラント治療の多くは、保険が適用されない自由(自費)診療となるため、インプラントを埋め込むための「価格・費用」は、1本約30〜40万円となります。
治療費が高いと感じる方もいらっしゃると思いますが、きちんとした手入れと定期的なメインテナンスを続けることで、長く自分の歯と同じようにしっかり噛むことができ、使い続けることができます。
なお、今回ご紹介した価格・費用については、各歯科医院によって異なりますので、各歯科医院のパンフレットやホームページを確認しましょう。



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