インプラントが抜けて再治療になる要因と注意点

インプラント治療は成功率の高い治療といわれていますが100%ではありません。不運にもインプラントが抜けてしまった場合はどのような点に注意すればいいのでしょうか。抜けた理由別の注意点や、再治療ができない場合、再治療を受けるうえで注意すべき点などについてご紹介します。

歯科医院側の問題

炎症を起こして抜けてしまうインプラント

細菌感染によるもの

インプラントを埋め入れる際に、何らかの原因によってインプラントに雑菌が入り込み、感染を起こすことによって抜け落ちてしまうことがあります。主な原因としては、下記のことが考えられます。

■お口の中にある炎症の影響

他の歯の炎症が波及した、または歯周病菌が多かったことによって、感染を起こすことがあります。該当する箇所の治療を受けることで、お口の中の細菌の数が少なくなれば、再びインプラント治療を受けることができます。

■環境の問題

器具の衛生管理不足、または手術を行う場所の管理不足によって、感染を引き起こすことがあります。衛生面や環境に問題が感じられる場合は、感染予防対策について尋ねてみましょう。

埋入時のダメージによるもの

インプラントを埋め入れる際に、器具の使用方法を誤ったり、顎の骨が緻密で硬すぎたりすると、骨との間に摩擦熱が発生することにより、炎症を起こして抜け落ちてしまうことがあります。器具の使用方法を誤ったとわかった場合は、ヒューマンエラーによるものですので、同じ事態が起こらないための歯科医院側の対策法について聞いておくとよいでしょう。骨の問題で起こってしまった場合は、CTで顎の骨の状態を確認してもらい、再治療が可能かどうか診断を受けましょう。

過度な力が加わった場合

大きな力が加わったことによるもの

何らかの大きな力がインプラントに加わり、負担がかかってしまったことで、抜け落ちてしまうことがあります。主な原因としては、下記のことが考えられます。

■歯ぎしりや食いしばりによるもの

お口の周りの機能や生活習慣などの改善を行うことで、歯ぎしりや食いしばりの緩和や改善が期待できる場合は、再びインプラント治療を受けられることがほとんどです。緩和や改善が見込めない場合は、インプラント治療以外(ブリッジや入れ歯)の方法を選択しましょう。

■噛み合わせや入れ歯などの調整不足によるもの

噛んだときに少しでも違和感があれば、早めに歯科医師に相談するようにしましょう。また、入れ歯を使用の際は歯科医師の指示に従うようにし、調整していない入れ歯の使用は絶対に避けましょう。

患者様側の問題

禁煙

喫煙による血行障害によるもの

喫煙により毛細血管が収縮して血行が悪くなり、インプラントと骨の結合を阻害して、抜け落ちてしまうことがあります。禁煙することによって、状態が改善されることが見込めますので、禁煙方法について歯科医師に相談するとよいでしょう。歯科医院によっては、禁煙補助剤を処方してくれるところもあるようです。

全身疾患で薬を飲んでいる人

全身疾患の影響によるもの

全身疾患の影響により、インプラントと骨の結合が阻害され、抜け落ちてしまうことがあります。全身の健康状態が整ってから、改めてインプラント治療を受けることも一つの方法です。内科医や担当の歯科医師と、治療を行う時期をよく相談しましょう。

治療後の定期検診やメインテナンスを怠ったことによるもの

治療後の定期検診やメインテナンスを怠ったために、噛み合わせが変わったり、汚れが蓄積しインプラント周囲炎になったりして抜け落ちてしまうことがあります。検診に行けない事情があれば、歯科医師に必ず相談しましょう。また、メインテナンスがしづらいのであれば、対策方法を検討してもらいましょう。

インプラント治療は自由診療で、歯科医師が独自に決めた治療方法に対し、自己責任で受ける治療になります。治療の進め方や費用などは、歯科医院によって大きく異なります。担当の歯科医師とよく相談し、納得したうえで治療を受けるようにしましょう。



治療説明TOPへ戻る

このページの先頭へ

【注目の記事&レポート】

テーマ、タグ一覧

【 インプラントネット ドクター特集 】
  • 山田 陽子 院長先生(デンタルサロン麹町)に一日密着取材