切らない手術法によるオールオンフォー( All-on-4)

オールオンフォー(無歯顎即日治療)とは

従来の歯をすべて失った場合の治療

歯を全てあるいはほとんど失った方にインプラント治療を行った場合は、インプラント手術の後約3〜6ヶ月間は人工の歯が無い状態で生活していただいていました。これはインプラント(チタン)と骨が完全に結合するために必要な期間であり、この間は入れ歯を使用していました。

オールオンフォー(無歯顎即日治療)とは

しかし、現在はオールオンフォーという無歯顎即日治療という治療法により、インプラント手術当日に固定性のブリッジを装着することができます。オールオンフォーは、最小4本のインプラントをバランスよく埋め込むことで優れた初期安定性が得られ、噛む機能や審美性を即日に回復することができる画期的な治療法です。
さらに、現在ではコンピュータ・シミュレーション(NobelGuide・ノーベルガイド)を活用して、メスを使用しない切らない手術法によるオールオンフォーを行うことができるようになりました。

コンピュータ・シミュレーションによる切らない手術

安全・確実なインプラント治療のためのCT撮影

▲ CT撮影で得た画像
▲ CT撮影で得た画像

まず、患者様のお口の状態のデータをコンピュータに入力してシミュレーションを行うために、CT撮影を行います。
CT撮影を行うと、インプラント埋入予定部位の断面が立体的に確認できるため、使用するインプラントの種類や長さ、太さ、そして安全で確実にインプラントを埋め込む位置を3次元的に想定することが可能になります。このCT撮影で得たデータを専用のコンピュータ・シミュレーションソフト(NobelGuide・ノーベルガイド)で読み込むことで、“切らないインプラント治療”の準備が整います。


コンピュータ・シミュレーション(NobelGuide)

シュミレーション画像
▲ NobelGuideでのシュミレーション画像

コンピュータ上で立体化された顎の骨の理想的なポジションに、シュミレーションでインプラントを配置していきます。 あらゆる角度から検証して微調整を行いながらインプラントの治療計画を行った後、設計通りにインプラントの埋入手術を行うための、手術用テンプレートを設計します。
このテンプレートはスゥエーデンで作製されて納品されます。このとき、同時に仮歯も作製します。



手術用テンプレート
▲ 手術用テンプレート
※手術用テンプレートとは?
ボクシングのマウスピースのような形をした装置で、患者様のお口に装着してインプラントを正確な位置に埋め込むためのガイドとなります。

切らない手術で即日治療

手術用テンプレートが出来上がったら、インプラントの埋入手術を行います。 手術用テンプレートを患者様の歯茎に装着し、ガイドに沿って小さな穴を開け、骨を削ります。そしてそのままインプラントを埋入します。
NobelGuideのシュミレーションによる正確な位置に埋入するため、従来の治療のように歯肉を切開・剥離して骨を確認する必要はありません。インプラントを埋入したら、仮歯を装着します。


仮歯
▲ 審美的に優れた仮歯

通常のオールオンフォーでは、インプラント埋入手術の後、当日に装着する仮歯を作製するため、咬合調整を含めてプラス2〜3時間かかりますが、NobelGuideによるオールオンフォーでは、インプラントの埋入位置が確定しているため、事前に強度や審美性に優れたオールオンフォー用の仮歯を作製することが可能です。そのため、手術後はすぐに仮歯を装着し、すべての治療が約1時間ほどで終わります。


NobelGuideによる切らないオールオンフォーのメリット
  • 約1時間で手術とブリッジの装着が完了します。(治療時間が大幅に短縮される)
  • 縫合、抜糸も必要ないため来院回数も少なくなります。
  • 手術前に作製されるブリッジは強度も高く、審美性も優れています。
  • 手術用テンプレートを使用するためより安全に手術を行うことができます。

資料提供
ふじなみ歯科医院
副院長 : 藤波 淳
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