歯科用CT・レントゲンによる被ばく量
歯科で行う「X線撮影」の人体への影響
国際放射線防護委員会(ICRP)は、CTやレントゲン撮影、また原子力発電所で生まれる放射線の被ばく量の限度として、平常時では年間約1smSv(ミリシーベルト)が理想的であると勧告しています。(原子力発電所の事故など緊急時には10から200倍に引き上げられます。) 一方、歯科用CTやレントゲン撮影で受ける放射線量は、以下のようになります。 歯科用CTやレントゲンで受ける放射線量これは、一年間の限度とされる値の10から100分の1の値であり、胸部や胃のX線検査で浴びる放射線被ばく量よりも少ない値です。 |
放射線被ばく量の早見図 | ||
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下の図では、日常生活で受ける放射線被ばく量についてご説明しています。 | ||
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放射線に関する豆知識 |
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■ 放射線と放射能の違いとは? 「放射線」は光の仲間で、物質を透過する力を持ったものです。放射線を出す物を「放射性物質」と言い、放射線を出す能力を「放射能」と言います。 |
■ 人体への影響を表す線量の単位「Sv」(シーベルト) 放射線による人体への影響を表す単位を「Sv」(シーベルト)といいます。人体が放射線にさらされることを「被ばく」といい、人体が浴びた放射線の線量を「被ばく線量」といいます。シーベルトは、「ある期間(時間)に被ばくした量の合計」を表す線量の単位です。 |
■ 放射能を測る単位「ベクレル」(Bq) 放射線を出す能力、放射能を表す単位です。 |
制作 : インプラントネット