審美領域(前歯)でのインプラント症例

前歯(審美領域)をインプラント治療した症例写真です。前歯は奥歯よりも目立つので審美性に配慮したインプラントの埋め入れをしなければいけません。そんな前歯をインプラントにする場合は、注意するべき5つのポイントをご紹介します。

更新日:2019/10/02

■目次

  1. 審美領域(前歯)でのインプラント症例
  2. POINT 審美領域(前歯)に埋入時の5つのポイント

審美領域(前歯)でのインプラント症例

審美領域(前歯)に埋入する場合の5つの注意点
審美領域(前歯)にインプラントを埋入する際には、注意すべき5つのポイントがあります。

隣在歯の歯肉縁との連続性
 = (下↓写真)(1)のように、隣の歯と歯茎の縁が自然に連続しているか。
歯間乳頭の有無
 = 歯と歯の間の歯茎の三角の部分(下↓写真(2)矢印部分)ができているかどうか。
左右対称性
 = 隣合う歯が対称であるかどうか。
歯肉への金属色の透過
 = 金属部分(インプラントにおける被せ物との連結部分)が歯肉に透けていないか。
歯頸部金属部の露出
 = 歯の被せ物の根元が露出していないか。

POINT 審美領域(前歯)に埋入時の5つのポイント

上記の症例は、5つのポイントをすべてクリアしています。

(1) 歯茎が隣の歯と比べて高さやボリュームが自然。
(2) 歯と歯の間にきちんと歯茎がある。
(3) 隣り合う歯と左右対称である。
(4) インプラントの金属部分が透けて見えていない。
(5) 被せ物の根元に金属部分は露出していない。

治療前

治療後

治療前

治療後

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。