FGG(遊離歯肉移植術)

歯科インプラントに関する治療説明『FGG(遊離歯肉移植術 )とは』についてご紹介します。是非ご覧下さい

更新日:2019/09/27

■目次

  1. FGG ( 遊離歯肉移植術 ) とは?
  2. FGG治療の流れ①
  3. FGG治療の流れ②
  4. FGG治療の流れ③
  5. FGG治療の流れ④

FGG ( 遊離歯肉移植術 ) とは?

歯根の周り、特に、インプラントの周囲に角化歯肉( コラーゲン繊維に富んだ固く動かない歯肉)がない場合、歯ブラシの圧力に弱く、歯磨きが困難になったり、歯肉が退縮(痩せて薄くなる状態) してしまったり、炎症などを引き起こすため、インプラントも長持ちしません。

FGGとは、上あごの口蓋 [ こうがい ] から上皮の付いた歯肉を切り取り、歯根やインプラントの周りに移植する事により、角化歯肉を獲得する方法です。

FGG治療の流れ①

1. 赤い部分の歯肉が不足しているため、歯の根元まで露出してしまっています。

FGG治療の流れ②

2.必要なサイズを測り、上あごから必要な量の歯肉を剥離します。

FGG治療の流れ③

3. 剥離した歯肉を必要な部位に移植し、縫合します。

FGG治療の流れ④

4. 1週間ほど歯肉の状態をみて、糸を抜いて、完成です。








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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。