歯科用語集

ソケットリフト法(そけっとりふとほう)

別名:別名:オステオトーム法
インプラント補助手術のソケットリフト法とは、上顎の奥歯の歯槽骨(歯を支える骨)の幅は問題ないが、高さが減少しているケースで、インプラント埋入と同時に骨の高さを増大させる方法です。患者さんの体に負担が少なくて良い術式ですが、少し適応が限られます。大幅に骨を造成させる場合はサイナスリフト法というまた別の術式があり、一般的には骨を造成した後にインプラント埋入をおこないます(骨の状態によりインプラント埋入と同時の事もあり)。ただし、いずれにせよ、サイナスリフト法はソケットリフト法と比較して、骨への侵襲が大きい、骨の移植材が多量に必要、また2次手術までの期間が長いなどの問題もあります。

1. 上顎洞(サイナス)と歯槽骨
上顎洞の底は上顎洞底といいます。

2. 残念にも抜歯になってしまった場合、上図の様な現象が起こる。要するに歯槽骨の骨の厚みが上からも下からも失われる。
3. ○ インプラント埋入可能
   × インプラント埋入不可能 
この図の場合、手前の二本は普通に埋入可能だが、奥の二本は骨の高さが不足している為、ソケットリフトが必要です。
4. この部分(オレンジ色の部分)がソケットリフトにて骨造成された部位。

(術式)まず、インプラント埋入するための穴を形成し、オステオトームという円柱状の器具で上顎洞底を少し押し上げます。そこから、さらに骨補填材を填入し、上顎洞底を持ち上げ、インプラント埋入します。
5. 約4ヶ月〜6ヶ月後には歯が装着されました。
 

解説・資料提供:岡田歯科医院(広島県尾道市)

資料提供: 岡田歯科医院 (広島県尾道市)


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