インプラントの構造を理解しよう!

インプラントとは、ネジのような外見のチタン製の人工歯根を歯を失ったあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯を取り付けることで、歯としての機能を取り戻す治療法です。

更新日:2021/12/02

■目次

  1. インプラントの構造
  2. インプラントの特長

インプラントの構造

インプラントは以下の3つの部品で構成されています。

■人工歯根(フィクスチャー) +■連結部分(アバットメント) +■人工歯(上部構造)

インプラント治療は、まず人工歯根をあごの骨に埋め込むために外科手術を行います。
人工の歯根をあごの骨に埋め込んだ後は、それが骨と結合するまで3~6ヵ月ほど待ちます。骨との結合が確認できたら、インプラントに人工の歯を取り付けます。

インプラントの特長

インプラント治療は、公的医療保険が適用されない自由診療です。費用は1本40~50万円ほどが相場とされています。
インプラント治療の特長は、公的医療保険が適用されるブリッジ治療のように「健康な歯を削る必要がない」ことと、入れ歯のようなガタつきもなく、「自分の歯と同じように噛むことができる」ことです。
きちんとした手入れと定期的なメンテナンスを続ければ、その治療効果は半永久的に持続します。
高額な治療費を払って受ける治療ですので、ご自身にとって必要なのはどのような治療なのかをお考えになり、じっくりとご検討されることをおすすめいたします。

記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。