「歯がない」から歯医者に行きたくない!? インプラントで問題を解決!

歯がなくて困っているから歯医者さんに行きたいけど、歯がないのを見られるのが恥ずかしい・辛いなどで行きづらいこともありますよね。 「歯がない」から歯医者さんに行きたくない場合はどうしたらいいのでしょうか? 「歯がない」を放置しないために、問題解決する方法をご紹介します!

更新日:2022/01/11

■目次

  1. 「歯がない」まま放置していませんか?
  2. 歯がなくて歯医者さんに行けないならインプラントがおすすめ!
  3. インプラント患者は「歯がない」人がほとんど
  4. インプラントは自分の歯のように自然
  5. 歯がほとんど残っていなくても治療できる
  6. 歯がないままでいるのは健康によくない
  7. 歯がなくても大丈夫!まずは相談へ

「歯がない」まま放置していませんか?

歯は、1本でもなくなると食べたり飲んだりすることや、話すこと、見た目にも大きくかかわります。

また、歯がないことで上手に噛めないと、胃腸に負担がかかってしまい最終的には全身の健康にも悪影響を与えることも。
あまり気にならないからと、歯がないまま放置するのはおすすめできません。

でも1本でも歯がない状態を、歯医者さんとはいえ他人に見られたくなくてそのまま放置してしまっていませんか?

また、「1本くらい歯がなくても気にならない」から始まり、「1本が2本に増えても、2本が3本に増えても意外と大丈夫…」なんて放ってしまってしまった方もいるでしょう。
気が付いた時にはたくさん歯がなく、歯医者さんに行きづらくなってしまっていませんか?

歯がなくて歯医者さんに行きづらい、という方の解決方法をご紹介します!

歯がなくて歯医者さんに行けないならインプラントがおすすめ!

歯医者さんに行きたくないのに、インプラント治療がおすすめと言われても…と思うかもしれません。

ですが、歯がなくて歯医者さんに行きたくない方は、インプラント治療を取り扱っている歯医者さんがぴったりなんです。

どうしてインプラント治療をしている歯医者さんがおすすめなのかをご紹介しますので、ぜひ読んでみてください。

インプラント患者は「歯がない」人がほとんど

まず、インプラント治療を受ける患者さんは本数は異なりますが「歯がない」人です

インプラントは歯がなくなった部分にチタンを主とする合金でできたインプラント体(人工歯根)を埋め込み、自分自身の歯の代わりとなる人工の歯を埋め入れる治療です。

インプラント治療を受ける患者さんの一部の方は、インプラント治療を受けると決めてから歯を抜き、最終的な被せ物を装着するまでは仮歯を付けるなどの治療が可能ですが、ほとんどの患者さんはそうではありません。

虫歯や歯周病、怪我などなんらかの理由で歯を抜くことになり、抜いてからインプラント治療の検討を始める方が多いでしょう。

そのため、インプラント治療をしている歯医者さんには、既に歯を抜いた状態の患者さんがカウンセリングに来院します。
すなわち、インプラント治療をしている歯科医師は、歯がない状態の患者さんを見慣れているんです。

「この先生は歯がない人は見慣れている」「歯がない患者さんを診るのが普通」と思えば、歯医者さんへのハードルが少し下がりますよね。

インプラントは自分の歯のように自然

「歯がない」ことが気になる方は、治療後に歯がなかった、歯がないんだなと気付かれる治療も気になってしまうかも。

ですが、インプラントは自分自身の歯と見分けがつきづらく、非常に自然に見えるんです。
「入れ歯を入れているのを気付かれたくない」「口を開けた時に見えてしまったらどうしよう」など不安になる方にはインプラント治療がおすすめです。

また、インプラント治療ならブリッジのように他の歯を削ったり移動させる必要もなく、自分自身の残っている歯を大切にすることもできますよ。

歯がほとんど残っていなくても治療できる

インプラントは、「All-on-4」や、「インプラントブリッジ」のように、ほとんど歯が残っていない場合でも治療する方法があります。

「総入れ歯は嫌だ」「全部ボロボロの歯だから治す方法なんてない」と思っている方もきっと治療することができますよ。

「総入れ歯は噛みづらいし外れやすいし今よりも状態が悪くなるなら治療は受けたくない」と思っている方も、インプラントならきっと大丈夫。
インプラントは自分自身の歯のように自然に噛めるといわれており、たくさん歯がない状態よりもインプラントを入れたほうがしっかり噛めるようになるはずです。

歯がないままでいるのは健康によくない

歯がないまま放置してしまうのは全身の健康にとってもよくありません。

歯がないと、食べ物をしっかり噛めませんよね。
認知症は、よく噛んで食べることで予防できるともいわれており、歯がないことが認知症への第一歩になってしまうかも。

また、食べ物をしっかり噛めないまま飲み込んでいると胃腸への負担は大きく、胸やけや胃もたれを起こしやすくなることが。
きちんと消化吸収されず、食べても栄養が身体の隅々まで行き渡らないことも考えられます。

そのほか、歯が抜けている人は歯がある人に比べて口周りの筋肉が衰えるのが早く、口元にしわが寄りやすくなるんだとか(専門用語で「老人様顔貌」といいます)。
歯がないだけでなく、口元のしわもあいまってより一層口元にコンプレックスを抱いてしまうかもしれません。

楽しく食べたり飲んだり、会話をしたりするためにも歯がないまま放置することは避けたいですね。

歯がなくても大丈夫!まずは相談へ

それでも、「いきなり歯がない状態の口の中を見られるのは嫌だ」という場合は、まずは相談だけでも行ってみましょう。

直接歯科医師と話すことで、「口の中を見せても大丈夫かも」と思えるようになるかも。また、実際にお口の中を見てもらって話をすることで治療に対する不安が減少するかもしれません。

同じように歯がない人の症例写真を見せてもらえることも。
すぐに治療を始めなくても大丈夫です。少しずつ治療へと進めてみてくださいね。

記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開