医療法人清風会坂根デンタルクリニック医院HP

京都府長岡京市神足1-9-20

従来の治療法との比較

従来の治療

歯を1本失った場合

ブリッジによって失った歯を補う方法。周囲の健康な歯を削る必要があり、土台になった歯には大きな負担がかかります。
歯を複数本失った場合

部分入れ歯。周囲の歯にバネを掛けるため、健康な歯に負担がかかります。
歯をすべて失った場合

入れ歯が動いたり、ガタ付いたりしてしまいます。また、顎の骨も痩せてしまいます。

インプラント

歯を1本失った場合

歯を失った箇所にインプラントを埋め入れ、人工の歯を取り付けます。健康な歯を削る必要はありません。
歯を複数本失った場合

金具付きの入れ歯に替わり、歯を失った箇所にインプラントを埋め入れます。周りの歯にも負担をかけません。
歯をすべて失った場合

数本のインプラントを埋め入れ、装置を使用して入れ歯を固定します。しっかりとした固定が得られます。

術式の種類

GBR

骨の量が足りない場合に、骨を足す（骨造成する）ことでインプラント治療を可能にする方法です。骨が足りない部分に骨補填材（患者様自身の骨や人工骨）を置き、その上に人工の膜を貼ることにより、骨の再生を誘導する治療法です。

スプリットクレスト

顎骨の高さはあるが幅が足りない場合に、骨に切れ目を入れ、隙間を押し広げながらインプラントを埋め入れる方法です。
徐々に切れ目の幅を広げていき、インプラントを入れることができる幅まで広げます。骨の幅が広がったら、インプラントを埋め入れ、インプラントと骨との間のスペースを、骨補填材で満たし、歯茎を縫合します。

ソケットリフト

上顎の奥の骨が薄い時に、鼻の空洞の中を押し上げ、そこに骨を追加してインプラントを同時に埋め込む方法です。インプラントを埋める部分から押し上げるので、傷口が小さくて済む点がメリットです。
ただし、骨の厚みが最低でも5mmは必要であり、広範囲に骨を増やす場合には適しません。

サイナスリフト

骨の厚みが5mmもない場合や広範囲で骨を増やす必要がある場合に行います。口の中から鼻の空洞に穴を開け、骨造成を行い、その後にインプラントを埋め入れる方法です。
ソケットリフトとの違いは上の顎の奥の骨の厚さに依存します。

フラップレス

切開・剥離・縫合を省いた術式です。
手術時間が短縮され、出血もほとんどないため術後の腫れや痛みも軽減できる点がメリットです。

即時荷重インプラント

インプラントの埋め入れ手術を行い、48時間以内に仮歯を付けられるという方法です。固定式の歯で食事も可能になりますが、条件が限られた方にしか行えない診療方法でもあります。

抜歯即時荷重インプラント

歯を抜くと同時に、その穴にインプラントを埋め入れる方法です。手術が1回で済むので治療期間が短い、切開が不要なので腫れにくい、痛みが少ないなどのメリットがあります。

シミュレーションソフトと手術用ガイドの活用

当院ではインプラント手術の治療計画の作成に、シミュレーションソフトを導入しています。
これにより、補綴主導の計画と外科手技との間に関連性が形成することができ、予知性の高いインプラント手術が可能になります。
実際の手術にはこのシミュレーションソフトの結果をもとに手術用ガイドを作成し、手術を行います。
その結果、手技の侵襲性を最低限に抑えることができ、術後の疼痛や腫れの軽減にもつなげることができますし、必要以上の傷ができないことで治癒期間を従来に比べて短縮することができます。

また、手術中や手術後に予想外の不快な事態に遭遇することを減らせ、患者様のインプラント手術で感じやすいストレスの軽減にも繋がりますし、手術時間を短縮することにもなり、結果的にお身体への負担も軽減できます。