医療法人社団 葵実会 青葉歯科医院 医院HP

歯茎を切開しない「フラップレス術式」

インプラントを埋め込む手術は、歯茎を切開して骨を露出させ、そこにインプラントを埋め込みます。
フラップレス術式では、術前にCTなどで撮影を行い、骨の状態を把握することで、歯茎を大きく切開せず、適切な位置にインプラントを埋め込む術式です。
骨を露出させないため、腫れや術後の痛みが抑えやすい傾向があります。

手術当日に仮歯を装着できる「イミディエイト術式(即時荷重)」

インプラント治療では、インプラントの埋入手術後は、歯茎を縫合した状態で、骨とインプラントが結合するまで数ヵ月を待ち、その後人工歯をインプラントに取り付けます。
イミディエイト術式（即時荷重）を適用できる場合は、インプラントを入れたその日に仮の人工歯をインプラントに装着することができ、歯が無い状態を回避し、歯茎を切開する回数を抑え、患者様の身体への負担軽減にも繋がる治療法です。

最少4本のインプラントで治療する「All-on-4(オールオンフォー)」

All-on-4は、すべての歯を失ってしまった場合でも、片顎に対して最少4本のインプラントで治療することができる方法です。

通常のインプラント治療では、1本の歯につき1本のインプラントを必要としますが、All-on-4では、骨量が十分にある部分を選んでインプラントを適切な角度で埋め込むことで、片顎につき最少4本のインプラントで12本分の連結した人工歯をしっかりと固定することができます。
手術による身体・金銭面の負担を抑えることにも繋がります。

当院ではインプラント治療を安全性に配慮し、適切にご提供できるように、歯科用CT・コンピュータガイドシステム・インプラントシステムなどの機器・材料・衛生管理システムを積極的に導入することで、より良いインプラント治療を提供できるように心掛けています。

骨移植や骨造成を回避に繋がるインプラント治療

骨量が不足しているためにインプラントの埋入に骨移植や骨造成などの骨を増やす処置が必要になる症例があります。
ただ、こういった症例においてグラフトレスによるインプラント治療を採用することで、骨移植や骨造成などをせずに治療を行うことができる場合があります。

グラフトレスによるインプラント治療では、骨の高さが足りない部位であれば全長の短いインプランを使用したり、骨質の良い部分を選んで斜めにインプラント入れる傾斜埋入、最少4本のインプラントを骨の丈夫な部分にバランスよく配置して人工歯を支えるAll-on-4、などの治療の選択肢を当院では対応しています。

これは、骨を増やすという患者様の身体、治療費の負担を抑えて処置を行え、かつ一般的なインプラント治療と同様に治療を進めていくことが可能となり、患者様にとってのメリットもある治療法だと考えています。
当院では、できるだけ安全性に配慮して、的確な治療を、「For the Patient（患者様のために）」という当院」の治療方針から可能な限りご提供できるように努めています。
その上で、患者様への負担を抑えたグラフトレスによるインプラント治療を推奨させていただいています。

【グラフトレスによるインプラント治療の特徴】
・骨移植・骨造成手術にかかる身体的負担や治療費の軽減を期待できる
・治療期間が一般的なインプラント治療と同程度ですむ場合がある
・骨移植・骨造成による感染症のリスク軽減に繋がる

チーム体制での歯科医療について

歯科医療では診療内容の細分化によって、従来では実現の難しかった治療の可能性向上が期待できるようになってきています。
そのため、歯科医師が一人ですべての治療をカバーするのではなく、患者様の治療ケースや治療計画により歯科医師、歯科衛生士がそれぞれ役割を決めて患者様の治療に対応することが、良質な治療を提供するための重要なポイントだと考えています。

青葉歯科医院では歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士といった各分野のプロフェッショナルが連携をし、患者様を担当するチーム体制の歯科医療を実践することを努めています。
これにより、より良い治療を、安全性に配慮しながらご提供できるように心掛けています。

・歯科医師の仕事
患者様の口腔内すべてを管理し、歯科治療全般に携わります。
スタッフと連携しながら、患者様に対してチームで取り組む際の中心的な役割もします。患者様の良きホームドクターとして、健康な歯を実現するためのレクチャーを行い、患者様と一緒になって、より健康な歯を目指していきます。

・歯科衛生士の仕事
患者様の口腔内の病気を予防するために、歯と歯茎にこびりついた歯垢・歯石を取り除き、歯磨き指導を行うなどの予防処置を行います。
また、患者様の良き相談相手となり、お一人おひとりに会った予防プログラムを歯科医師と連携し作成していきます。