インプラント治療は可能? ― 虫歯で歯を失った場合

虫歯で歯を失った場合の特徴

虫歯に侵された歯
▲虫歯に侵された歯

虫歯が根の部分まで進行し抜歯が必要となった方でも、健康状態に問題が無ければインプラント治療が可能となるでしょう。

ただし、インプラント治療では、顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め入れるため、インプラントを支えるだけの骨の厚みが必要です。しかし、虫歯の進行の度合いによっては、「歯の根」の周囲が化膿して歯を支えている骨を破壊する(溶かす)ことがあり、インプラントを埋め入れられるだけの骨が残ってないことがあります。この場合には、「骨を増やす手術(ボーングラフト)」を事前に行うか、インプラントを埋め入れると同時に行うことになります。事前の検査の際に、担当の歯科医師と相談しましょう。

骨を増やす手術

上顎の骨が薄い状態
▲上顎の骨が薄い状態

虫歯によって歯を支えている骨を破壊された場合、局所的に骨が薄くなることが多く、主に下記のような治療を行います。
■上あごの奥歯の骨が痩せている場合

ソケットリフト
上あごの奥歯の場合、その上に存在する骨の空洞「上顎洞」との距離が近くなり、インプラントを埋めることができないことがあります。このような場合には上顎洞を押し上げて骨を作る「ソケットリフト」という手術を行います。
■その他、顎の骨が痩せている場合
GBR
▲GBR
GBRなど
上記の治療以外に用いる方法として、骨を作りたい部分に患者様自身の骨や人工骨を入れる「骨移植」や、それを特殊な膜(メンブレン)で覆う「GBR」という手術があります。

インプラント治療

インプラント治療は下記のように2つの方法があり、お口の状態や使用するインプラントの種類によってどちらを行うかが決まります。

外科手術が2回行われる。
1回目はインプラントを埋め入れて歯茎を閉じ、2〜5ヶ月後に、歯茎を切り、仮歯や人工歯(被せ物)を接続するための土台をインプラントに取り付ける2回目の手術を行う。
【治療例】抜歯と同時にインプラントを入れて綺麗に治療した症例
外科手術が1回だけ行われる。1回法には2つの方法がある。
・外科手術後すぐに仮歯や人工歯(被せ物)をインプラントに接続する方法(即時負荷)。
【治療例】抜歯から仮歯まで2時間で治療した症例

・外科手術から2〜3ヶ月後に仮歯や人工歯(被せ物)をインプラントに接続する方法。
【治療説明】インプラント手術 一回法手術(1ピース型)について
お口やお身体の状態に問題が無ければ、1回法の即時負荷となり、治療を短期間で終わらせることができるでしょう。しかし、懸念要素が少しでもあれば、顎の骨とインプラントがしっかり固定する期間を設ける2回法となります。

インプラント治療のメリット・デメリット

インプラント治療は、周囲の歯に負担をかけることなく、歯本来の機能や見た目を取り戻すことができます。しかし、インプラント治療は健康保険が適用されず、全額自己負担の治療となりますので、費用がかかります。費用を最小限に抑えたい場合は、健康保険が適用できる治療(部分入れ歯やブリッジ)も検討されるとよいでしょう。

なお、インプラントの治療期間は3〜6ヶ月で、部分入れ歯やブリッジの治療期間は1〜3ヶ月とされています。どの治療においても、仮歯や入れ歯などを装着できることが多く、見た目に困ることは少ないようですが、仕事や家事などで通院が難しい方は治療期間も考慮されることをお勧めします。詳しくは、担当の歯科医師とご相談ください。




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