下の歯のインプラント治療の特徴

下の歯のインプラント治療をご検討中の方へ。ここでは、下の歯のインプラント治療の特徴や、上あごのインプラント治療との比較などについてご紹介します。

下の歯を支えるあごの骨の特徴

骨の構造
▲骨の構造

顎の骨の表層部分には「皮質骨」と呼ばれる密度の高い硬い骨があり、その内側には「海綿骨」と呼ばれる密度の低い柔らかい骨があります。インプラント治療はこれらの骨のバランスが重要で、どちらかの骨が極端に少なかったり、硬すぎたり、柔らかすぎたりすると、埋め入れたインプラントが顎の骨に結合しにくくなることがあります。骨にこのような問題が無く、埋め込んだインプラントが安定していると判断された場合(※)は、上部構造を早くつけられる「早期荷重」を受けることができます。下あごの骨の特徴としては、上あごよりも骨の密度が高いことが多いため、早期に上部構造を取り付けられ、治療期間が短くなる傾向にあります。

埋め込んだインプラントが安定しているかどうかは、感覚で判断することは少なく、結合力を数値化できる機器で測定して、判断することが多くみられます。

下の前歯をインプラント治療する上で事前にわかっておくべきこと

下顎管
  • 下あごの前歯の下方には、舌下動脈 [ ぜっかどうみゃく ] が走行しています。
  • 下あごの犬歯の下方には、下顎管と呼ばれる管があり、その中には神経や血管が走行しています。
【歯科医院での対応】
舌下動脈や下顎管の中にある組織などを損傷させないために、治療前に3D画像で正確な距離を把握しておくことが一般的です。

下の前歯のインプラント治療、ここがポイント!

下あごの前歯の治療においては、骨の形や、周りの組織の位置をよく確認し、手技を誤らなければ失敗することが少ないようです。インプラントを埋め入れるスペースが少ない場合は、顎の骨のボリュームを出す治療が必要となり、その場合は高い技術力を要します。

下の奥歯をインプラント治療する上で事前にわかっておくべきこと

  • 下の奥歯の下方には、舌下動脈や舌神経が走行しています。
  • 下の奥歯の下方には、下顎管と呼ばれる管があり、その中には神経や血管が走行しています。
【歯科医院での対応】
下の前歯と同様に、それぞれの組織を損傷させないために、正確な距離をきちんと把握しておくことが必要です。損傷した場合は、しびれやよだれが止まらない、または、大量出血し治療が続けられないなどが生じます。

下の奥歯のインプラント治療、ここがポイント!

下の奥歯の治療においては、下顎管の近くまで削ることもあり、周りの組織への注意点が増えるため、下の前歯よりも難易度が高くなります。しかし、お口の状態をよく確認し、手技を誤らなければ、失敗することが少ないようです。インプラントを埋め入れるスペースが少ない場合は、顎の骨のボリュームを出す治療が必要となり、その場合は高い技術力を要します。

下の歯のインプラント治療との比較

  • 上あごよりも骨の密度が高い傾向にあり、埋め入れたインプラントが安定しやすく、治療期間が短くなることが多い。
  • 下あごは、骨の密度が高く、上あごのように他の組織を触るような手術を行わないため、上あごよりも難易度が低い。

適切な治療を受けるためには、事前検査が重要となります。現在では、治療前の検査でCT撮影をし、骨の状態や周囲組織の位置などを3次元(立体)画像で確認することがスタンダードとなっています。治療前の検査内容は、歯科医院によって異なります。詳しくは、担当の歯科医師にご相談ください。



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奥歯前歯顎の骨神経下の歯動脈

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