従来のパノラマレントゲン診断とCT診断

インプラント埋入位置

インプラントは原則として骨の中に確実に埋まってなければなりません。
そのため、まずインプラント治療する際には埋入する位置を正確に見ることが必要です。
上図のフィクスチャー(インプラント)は直径4ミリのダミーです。

a:骨の骨幅・・・インプラントの直径(太さ)を決定
b:骨の高さ・・・インプラントの長さ決定(下顎では神経、上顎骨では上顎洞底までの距離)
c:骨の前後の長さ・・・隣の歯もしくは隣のインプラントまでの距離をみる際重要。

パノラマレントゲン診断

従来のパノラマレントゲンでの診断 -2次元での診断-
欠損部の上の丸いものは直径5ミリの鉄球です。(マジックで書いた線は下歯槽神経です)
これでbのインプラントの長さはだいたい決定出来ます。

欠損部の丸い直径5ミリボールで縦方向の拡大率を読み取り神経までの距離を診断、例えば、パノラマ上の丸いボールがパノラマ画像上で6ミリだったとしましょう。
だとすれば実際のボールは5ミリですから拡大率は6÷5=1.2倍となります。
そしてもし仮に、パノラマ上で骨の一番高い所(骨頂)から神経までが12ミリだったとすれば、12÷1.2=10となりパノラマ画像上では12ミリでも実際の骨頂から神経までの長さは10ミリと診断するわけです。

しかしながら、aの骨幅はわかりません。(口腔内で骨幅を測る、はさみみたいなもので測ることも出来ますが、骨の上には歯ぐきがあるため測る位置が不正確になります)

またcの骨の前後の長さもわかりません。(パノラマレントゲンは縦方向の拡大率はある程度正確ですが、横方向の拡大率は安定しないためわかりません)

パノラマレントゲンは二次元でしかわかりませんから、骨があるように見えている所でも実際に歯ぐきを開いてみると骨が陥没していたり欠損していたりすることがあります。
そのため3次元的にわかるCTが有効になってきます。

CT診断

CT画像診断 -3次元での診断- (上のパノラマと同じ患者さんのもの)
この様なCT画像では3次元的に骨の状態がわかります(a,b,cすべてがかなり精度の高い長さ〔より実寸〕がわかりますし骨の形まで詳細にわかります。また見落としがちな神経のイレギュラーな走行や上顎の上顎洞の形も手術前につかめます。)
またCT画像上にてバーチャルインプラント埋入手術シュミレーションを行う事が出来ます。
そのため骨移植などの骨造成法を併用する場合であれば、材料をあらかじめどの程度準備すればよいかなども予測できるため、スムーズに手術を進める事ができ、手術時間の短縮にもつながります。

また、手術時間が短くなれば痛みも出にくくなります。
CTには歯科用CT、医科用CTがあり、それぞれ両者を比べると多少違いがありますのでどちらが一概に良いとは断定できませんが、どちらであれインプラント手術をする際には非常に有効な診断法であると思われます。
資料提供
岡田歯科医院
副院長:岡田 武久先生
>> 医院紹介ページへ
関連サイトのご紹介
歯列矯正なら「矯正歯科ネット」
見た目の美しさだけではなく、心身の健康にも関わる「矯正歯科」の医院や治療方法も紹介。
ホワイトニングなら「審美歯科ネット」
歯を白くしたい、もっと美しくて健康的な口元になれる「審美歯科治療」の医院や治療方法も紹介。

治療説明TOPへ戻る

このページの先頭へ

歯の豆知識