インプラントの撤去について

インプラントに不具合

インプラントに何らかのトラブルが生じ、そのままの状態では支障をきたす場合に、インプラントを顎の骨から撤去(除去、摘出)することがあります。ここでは、撤去となるお口の状態や、撤去が受けられる施設、注意点、費用などについてご紹介します。

撤去となるお口の状態(1):オペ直後に考えられる例

埋め入れたインプラントが周囲組織を損傷した場合

埋め入れたインプラントが周りの歯、神経、上顎洞粘膜などを損傷し、炎症の原因となっている場合に撤去することがあります。

埋め入れたインプラントに炎症が起こった場合

何らかの原因で埋め入れたインプラントに炎症が起こり、膿が出たり、強い痛みを引き起こしたりしている場合に撤去することがあります。

撤去となるお口の状態(2):上部構造(人工歯)接続後に考えられる例

重度のインプラント周囲炎の場合

インプラント周囲炎は、インプラントを支える顎の骨に炎症が起こり、進行すると骨が吸収されて(骨が痩せて)しまいます。治療を行っても症状が改善されない場合、または回復の見込みが無い場合に撤去することがあります。

埋め入れたインプラントが破損した場合

何らかの理由でインプラントが欠けたり、折れたりして、アバットメント上部構造を接続できない状態になった場合に撤去することがあります。

撤去が受けられる施設

インプラント治療を行う歯科医院や病院であれば、撤去に必要な器具を揃えているところが多く、受けられることが考えられます。しかし、インプラントの種類や治療方針によっては、撤去ができないこともありますので、受診前に確認されておいた方が良いでしょう。

インプラント撤去にかかる費用

【自費診療で受けたインプラントの場合】
◆治療を受けた施設以外(他院)で撤去する場合
保険診療を取り扱う施設であれば保険が適用されます。

費用例(検査費用、麻酔代、投薬代などは含まない)
3割負担の場合、インプラント1本につき600円〜2,000円

◆治療を受けた施設で撤去する場合
基本的に自費となります。ただし、保証の対象となっている場合はその施設の規定通りになります。無償?一部負担が必要なところなど施設によって様々ですので、詳しくはその施設にお問い合わせください。

【保険診療で受けたインプラントの場合】
感染による化膿や破折などで撤去する必要があれば、治療を受けた施設以外(他院)だけでなく、治療を受けた施設でも保険が適用されます。

費用例(検査費用、麻酔代、投薬代などは含まない)
3割負担の場合、2分の1顎未満の範囲のもので1,500円、2分の1顎以上の範囲のもので4,500円

このようにやむを得ない状態で取り除くことはありますが、「思っていた治療と違うのでインプラントを抜きたい」、「気が変わったのでインプラント治療を止めたい」などの理由で撤去を検討することはお勧めできません。撤去にもリスクを伴います。安易な決断でインプラント治療を受ける、または、撤去するのは止めましょう。



タグ:
トラブル失敗

治療説明TOPへ戻る

このページの先頭へ

【注目の記事&レポート】

テーマ、タグ一覧

【 インプラントネット ドクター特集 】
  • 山田 陽子 院長先生(デンタルサロン麹町)に一日密着取材