インプラント治療のための骨再生

インプラント治療のための骨再生について紹介しています。骨の移植手術をすることなく骨を再生してインプラント治療を行うことが可能になるわけです。

更新日:2019/09/20

■目次

  1. インプラント治療による歯の回復
  2. 歯槽骨の再生医療

インプラント治療による歯の回復

口は、食事や発音などの機能面、そして顔の表情をつかさどる審美面と、私たち人間が生きていく上で極めて重要な役割を担っています。
歯を失うことはこれらの重要な機能や審美性をうしなうことになり、失った歯の回復は患者様の大きな願いです。
近年、インプラントの治療の普及によって、天然歯に近い状態で失った歯を回復できるようになったおかげで、患者様は会話と食事の楽しみ、そして笑顔を取り戻せるようになりました。

しかしながら、インプラント治療は充分な骨が無いと行うことができません。
骨のない症例には、これまで患者さん自身の骨を別の部位からとって移植する方法が主に取られてきました。骨移植手術によってインプラント治療が可能になるものの、骨を取ることは患者様にとって負担になります。

歯槽骨の再生医療

今日、再生医療・ティッシュエンジニアリングの研究が進み、成長因子を利用したり、骨をつくるタンパクを利用したり、あるいは患者様から採取した幹細胞を培養することによって、骨を再生することが可能になってきました。

これらの手法を用いると、骨の移植手術をすることなく骨を再生してインプラント治療を行うことが可能になるわけです。
我々インプラント治療に携わる歯科医師はもちろんインプラント治療を受ける患者様にとって、「再生医療」は現在最も期待されている医療の一つであり、さらに今後ますます期待される医療であります。
歯を失って食事や会話に不自由を感じている患者さんは、是非ともインプラント治療に実績のある病院・クリニックでご相談していただければ悩みが解決されることでしょう。

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