れなさんの相談

カテゴリ:その他

詰め物に関して

  • 投稿者 れな さん [27才 女性 会社員] 2014/09/08/ 14:52
  • カテゴリー その他 その他 治療済
  • お悩みの歯 下あご右7番

最近インプラント治療が終わったのですが、歯まで入れ終わったあと、また一週間後に来て下さいと言われ、二週間くらい経ったとき、歯に穴が開いていました。すぐに電話をし見てもらうと、噛み合わせの確認で開いていたもので、仮の物を入れていたので取れてしまった。堅いものを入れましたので大丈夫だと思いますと言われました。

歯を入れ、その場で噛み合わせを確認したら、終わりなのかと思っていたので、気になり書かせていただきました
もう作られた歯なのに、詰め物をするのですか?

※一部内容を修正・割愛しました(運営部)

インプラントの上部構造の作成方法としてセメント固定式の物と、ネジによる固定式の物があります。前者は仮止めのセメントや合着セメントを用いてインプラント体ないしは、アバットメントと呼ばれる土台に装着します。後者はネジで上部構造をインプラント体ないしはアバットメントにネジで固定します。その際にねじ穴ができます。れなさんの場合は後者のネジ止め式上部構造と思われます。ねじ穴を封鎖するのにシリコンや熱可逆性樹脂、コンポジットレジンやセラミックで封鎖しますが、咬合を診る場合材料を暫間的な柔らかめの物を使用したと考えられます。ネジに緩みがないかなどを確認するためです。
その場合は、再度硬い材料でねじ穴を充填しなければなりません。後は、定期検診で咬合に変化がないか、インプラント周囲に炎症がないかをチェックしてもらう事が大切です。
歯を入れるのに2種類の方法があります。ネジで固定する方法と、セメントでくっつける方法です。セメントでくっつける方法ですと、歯を入れたあと穴はありません。ただ、歯が欠けた時は、壊さないと修理できません。ネジで固定する場合は、何かあったとき、ネジを逆回転させると外すことが出来るので、壊さないで修理できます。どちらも一長一短があります。
今回は、ネジで固定する方法で作られたのだと思います。たまにネジのために開けた穴を塞いだものが取れることがありますが、その都度直ぐに塞ぐことができますので、心配ありません。
かみ合わせについては、当院でも装着後1週間程度で確認、再調整を行っています。一度使ってもらってから確認することは重要なことです。また、穴が開いているとのことですが、現在インプラントに歯の部分をつける方法は2種類あって、セメントでつける方法(穴が開いていない)とネジで固定する方法(穴が開いている)があって、ほとんどのインプラントはこのどちらかになります。それぞれメリット、デメリットがあります。以前はセメントでつけていましたが、最近では当院でもネジで固定する方法が普通になっています。修理が容易であることと、セメント余剰部分の完全除去は難しいことが主な理由です。穴はネジの穴でその部分をセメント、プラスチックで詰めるのは一般的な方法なのでまったく心配いりません。



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