インプラントの歴史

失った歯の機能や見た目を取り戻す歯科インプラント。ここではその歴史についてご紹介します。

歯科インプラントの始まり

インプラントには貝が使われていた

最初は貝殻から始まった!

ヨーロッパでは紀元3世紀頃の人骨の上あごに鉄製のインプラントが、中南米では紀元7世紀頃の人骨の下あごに貝で作られたインプラントが発見されており、とても長い歴史をもっています。その後、金やエメラルド、サファイア、アルミニウムなど様々な素材を埋め込んだ治療が行われましたが、どれも長期的に噛めるものではありませんでした。

現在主流となっているチタン製の歯科インプラントの始まり

チタンと骨の結合の発見

チタンと骨の結合の発見

現在のインプラント治療の礎の発見は、偶然によるものでした。
1952年にスウェーデンの学者であるペル・イングヴァール・ブローネマルク教授(1929年〜)は、微細血流の研究のため、ウサギの骨にチタン製器具を埋め込んだ実験を行っていました。研究終了後に埋め込んだ器具を取ろうとしたところ、骨としっかりと結合し、取り出すことができませんでした。

これに気付いたブローネマルク教授は、この現象について研究を進め、生活を営む骨とチタンの結合状態をOsseointegration[オッセオインテグレーション]と名付けました。基礎研究を進めるなかで、チタンは身体に対して有害な作用を及ぼしにくい特性があることもわかりました。

※ごく稀にチタンアレルギーを持つ方もいます。不安な方は歯科医師に事前に相談しましょう。

ヒトへの応用

多くの研究を経て、1965年にスクリュー型(ネジのような形)のチタン製インプラント体を用いて、ヒトへの臨床応用が開始されました。オッセオインテグレーションの概念に基づいたインプラント治療は、成功率を飛躍的に向上させ、1980年ごろにはその評価が世界的に広まりました。以降、失った歯を補う方法の一つとして、世界中の歯科治療で取り入れられています。

このブローネマルク教授の最初のインプラント治療を受けた患者様は、お亡くなりになるまで41年間お口の中で機能し続けたそうです。

インプラント製品は、世界中で100種類以上存在し、日本国内では30種類以上が使われているといわれています。年々新製品が開発されており、品質のよいものもあれば、何らかのトラブルを抱えているものもあります。インプラント治療を受ける際は、治療方法だけでなく、使用するインプラント体の特徴についても把握しておき、納得できるものを選択するようにしましょう。



タグ:
チタン

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